セブンイレブンは、現在日本国内の店舗数ナンバーワンを誇るコンビニエンス・ストア。1927年にアメリカのテキサス州ダラスにて創業された氷販売店をきっかけとして誕生した世界初のコンビニであった。
1974年に日本に於いてフランチャイズを展開していたが、91年に経営破綻をしてしまったことで逆にイトーヨーカドー(現セブンアンドアイグループ)の傘下になる。
セブンイレブンという名は、朝の7時から夜の11時まで営業していることに起因していることはあまりにも有名であり、この「7」「11」もしくは両者合わせた「711」の数字をもとにしたものも散見される。
2017年には、7月11日がセブンイレブンの日と日本記念日協会によって正式に認められ、また2019年のまさに7月11日に沖縄県での店舗が設置されたことで全都道府県出店を達成した。
さて、セブンイレブンのロゴと言えば、7という数字にアルファベットのELEVEnが書かれたものを思い浮かべるだろう(最後のnは小文字)。場所によって景観条例に従い「黒いバージョン」の看板も少なからず存在しているが、オレンジ・赤・緑を基調としていることはご存じであろう。
実は、このセブンイレブンをほぼ丸パクリしたようなコンビニがかつて存在していた。
このコンビニの名前は、「セブンメルシー」。1980年代に宮城県を中心に展開されていたローカルコンビニであり、宮城県内に3店舗、福島県や山形県にもそれぞれ1店舗進出されていたという。現在、跡地として確認できるのは宮城県登米(とめ)市米山町にある店舗のみとなっている。また、2000年代初頭にはすでに閉業していることが確認されている。
さて、名前からしてセブンイレブンを思わせる店名だが、これは偶然に似てしまったというわけではなく、どうやら意図して似せた可能性が高い。
外壁がセブンイレブンと同じくレンガ調となっていることもそうだが、何よりも目を引くのはその看板だ。なんと、「ELEVEn」の部分が「MERCY」となっているほかは、ほぼセブンイレブンのものと変わりないと言えるほど酷似していた。
現在確認できる情報によると、1991年に「有限会社セブン・メルシー」が設立されており、74年から日本で展開されていたセブンイレブンがこの年時点で4000店舗を構えていたということから、セブンイレブンの人気にあやかったものであると考えられている。
では、なぜ閉店したのか。まさか、セブンイレブンの圧力があったのか、と思ってしまうかもしれないが、2002年に差押されていることが記録から確認できており、シンプルに経営難であったことが閉業に至った可能性が高い。
因みに、このセブンメルシーの道路を隔てた向かいには本物のセブンイレブンがある。目の前に本物のセブンイレブンが出てしまったことが閉店の理由なのではないかとの噂もあるという。因みに、店舗は貸店舗状態となっており廃墟というわけではない。
セブンイレブンのそばで営業する、「セブンメルシー」という名の偽セブンイレブンがかつて登米市にあったという… pic.twitter.com/bxi35q4B6B
— ノヨヒノ (@noyohino) February 1, 2025
【参考記事・文献】
・https://www.j-cast.com/2017/07/22303548.html?p=all
・https://x.gd/CRI82
・https://haikyo.info/s/10572.html
・https://5963.nomaki.jp/log2/7/densetsunokonbini.htm
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【文 ナオキ・コムロ】
Photo credit: Dick Thomas Johnson on VisualHunt
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