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スコットランドの有名な宇宙人誘拐事件を物語る「破れたズボン」 博物館が寄贈拒否

超常現象調査官のマルコム・ロビンソンが所有しているそのズボンは、かつてスコットランドで最も有名なUFO事件の中心人物であった男のものであった。

1979年11月9日、61歳の林業労働者であるロバート・「ボブ」・テイラーが、愛犬ララという名前のレッドセッターの散歩をするために、スコットランドのウェスト・ロージアンにあるデクモントの森に出かけたのがすべての始まりだった。

角を曲がると、立っていた場所から少し離れた林床の数インチ空中に、彼が「空飛ぶドーム」と表現したものが浮かんでいるのに出くわした。

その表面は「紙やすりのようなざらざらした手触りの暗い金属素材」のようで、ブレーキが焼けるような独特の臭いが漂っていたと彼は指摘した。

そして、何の前触れもなく、2つのトゲのついた金属的な球体が現れ、彼の服をつかみ、草の上を物体に向かって引きずり始めた。

この時点で彼は意識を失った。数時間後に目を覚ますと、服が裂けており、体中に切り傷やあざができていた。その後、警察官が現場を調査したところ、地面に奇妙な「はしご状の跡」が見つかった。

結局、決定的な説明は見つからず、テイラー自身は自分に何が起こったのかの真実を知ることなく2007年に亡くなった。しかし、彼の破れたズボンは、依然として事件の物的証拠として興味深いものである。

ロビンソンは、このズボンをスコットランド史の重要な一片としてスコットランド国立博物館に寄贈しようとしているが、苛立たしい抵抗に遭っている。

「これはただの古びたズボンではありません。スコットランド史上最大のUFOストーリーの一部なのです」と彼は言う。

「破れたズボンの法医学的検査を含め、本格的な警察の調査が行われました。奇妙に聞こえる人もいるかもしれません。しかし、これはスコットランドの歴史を象徴するものであり、博物館に展示されるにふさわしいものです。アメリカの実業家から数千ポンドのオファーを受けましたが、断りました。私はこのズボンをスコットランド国立博物館に寄贈したかったんです。悲しいことに、彼らは拒否しました。残念でなりません」

因みに、博物館関係者が述べた唯一の理由は、「すでに似たような資料を持っている」というものだった。

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【文 黒蠍けいすけ】