
映画『スター・ウォーズ』に登場する、ルーク・スカイウォーカーの故郷、タトゥイーン。
連星の周囲を回っている惑星のため、空には太陽が2つある。それだけで我々の暮らす地球とはちがう場所なのだと思わせる舞台装置となっている。
しかし、このような惑星は実際に存在しうるのだろうか。
これまでは2つの太陽を持つ惑星は非常に珍しく、形成しづらいと考えられてきたが、最近の研究結果によると、タトゥイーンのような惑星は広い宇宙では一般的かもしれないことが明らかになった。
連星の惑星が安定した軌道を形成し、維持できる主な方法は2つある。
1つは、連星とはいえ、2つの星の実際の距離が互いにかなり離れているため、片方の星の影響を受けることなく、もう片方の星の周囲を周回しているというものである。
そして、もう1つの場合というのはが、2つの星の距離が非常に近い場合だ。惑星は2つの星を1つの星と認識し、大きな軌道を描いて周回するというものだ。
これらの発見は欧州のガイア宇宙船からのデータを分析したことで判明した。もしかしたら宇宙には本当にタトゥイーンのような、我々とは違った環境で生命のある星が存在するのかもしれない。
(和田大輔 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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