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イギリス版「きさらぎ駅」 別時空のロンドン地下鉄ヴィクトリア駅に到着した僧侶

仏教の僧侶であるポール・デブリン氏は、「地下鉄から別時空に飛んでしまった経験がある」とYoutube番組にて告白し注目を集めている。

彼は海外のスピリチュアル系YouTubeの番組「天使とエクソシスト(The Angel and the Exorcist)」に出演した際、霊能者のサマンサ・ジェイン氏に別時空に行ってしまったとしか思えない自分の奇妙な体験談について語った。

「私は毎週のようにロンドン地下鉄のヴィクトリア駅で降りて、エスカレーターを左に曲がりました。この日のエスカレーターはセラミックタイルで覆われており、まるで新品のエスカレーターのようでした」

と、いつも汚れているエスカレーターが奇妙に綺麗だった点と、向いのエスカレーターに乗っていた乗客が何かにショックを受けたような顔で彼を見ていたのが気になったという。

まるで、彼の格好に驚いているようだったそうだ。

ヴィクトリア駅はロンドン地下鉄でも有数の利用客が多い駅だ。しかし、この日は周囲にほとんど人はいなかった。

「エスカレーターの上に来たらガラスのドームがあって、すべてが静寂に包まれていたんだ。全く音がしないんだ。駅の外に出てみると、自分が『自分の時代にいない』ことにすぐに気がついた。焦ったよ。私は元いた場所に帰るためにも、ホームに戻らなければと思ったんだ」

では、どうやって別の時空のヴィクトリア駅から戻って来れたのか。彼はすぐにホームに戻り、ヴィクトリア駅から離れる電車に飛び乗ったという。

「電車に乗っているうちに時空を飛び越えたのだとしたら、同じように電車を乗り換えれば元いたタイムラインへ戻れるんじゃないかと考えたんだ。電車はピムリコ駅まで行ったけれど、車内は空っぽだった。けれど、折り返してヴィクトリア駅に向かいはじめると乗客が増え始め、そのうち満員になったんだ。ヴィクトリア駅に到着したので降りてみると、いつも見慣れた汚れたエスカレーターが目に入った。とても嬉しかったよ」

果たして彼が行ったのはいつの時代のヴィクトリア駅だったのだろうか。日本でも電車に乗っているうちに別次元の駅?に到着してしまったという「きさらぎ駅」の話がある。

もしかしたら、洋の東西を問わず電車で別次元に行ってしまう事は多々あるのかもしれない?

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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