日本でも囁かれる事の多いディズニーランド都市伝説だが、海外版は日本とはまた少し違った内容となっている。そんな海外版ディズニーランド都市伝説の一部を紹介する。
「スペース・マウンテンでの断末魔」
ディズニーランドを代表するジェットコースターの一つ、スペース・マウンテンにまつわる噂。
過去にこのジェットコースターに乗っていた男性が途中で立ち上がり、鉄骨に首を刎ねられたという噂が。そのため、スペース・マウンテンでは彼が亡くなった所までくると断末魔のような悲鳴が聞こえるという。
しかし、この都市伝説は真っ赤な嘘。どの国のスペース・マウンテンでもそのような死亡事故は発生していない。しかし、海外のディズニーランドでは別のアトラクションで何件かの死亡事故が発生しているため、そこから噂が生まれたのではないかと考えられている。
「カリブの海賊の幽霊」
日本のディズニーランドでも「カリブの海賊」は昔から怖いと言われ、幽霊や心霊に関する噂も存在する。
海外では「カリブの海賊」の人形の中に「ジョージ」という名前の幽霊が取り憑いている、という噂が。キャストがランドの営業が始まる前と終わった後に、それぞれ「おはよう、ジョージ」「おやすみ、ジョージ」と言わないと、ライドが止まる等の問題が発生するという。
ちなみにこの話は、海外のディズニーランドで実際にキャストとして働いていた人から聞いた話、として海外の掲示板サイトに報告されていたものだという。
また、「カリブの海賊」の骸骨の中に本物の人骨がある、という噂もある。
「カリブの海賊」が出来上がった当初、骸骨のいくつかのクオリティが低かったため、なんとランドの近くにあるUCLAメディカルセンターから骸骨を調達してすり替えたのだという。
その後、クオリティの上がった小道具の骸骨が出来たために無事本物の人骨と作り物の骸骨がすり替えられたそうなのだが、数年間は本物の骸骨がアトラクションの中に存在する、という事態になっていたらしい。なお、噂では今でも人骨の一部はすり替えられないまま残っており、霊感の強い人には幽霊が見えるという話もあるようだ。
「怖すぎたお化け屋敷」
ディズニーランドのお化け屋敷と言えばホーンテッド・マンション。開業当初から存在するアトラクションで、非常に怖いと評判だ。
実は中に本物の幽霊もいる、という噂も絶えない。だが、御本家アメリカのホーンテッドマンションは開業当初は「さらに怖かった」らしい。
最初のバージョンは下見に招かれた男性が心臓発作で死亡したほどだったため、ウォルト・ディズニーはランドを一時的に閉鎖、ホーンテッドマンションを公共の安全のために恐怖感を抑えるよう技術者に命じたと言われている。
この噂は海外で長く囁かれていた噂だったため、実際に検証した人たちも現れた。その結果、実際には施設に必要なメンテナンス以外で閉園した事実は無かったことが判明している。

「モノレールの幽霊」
パークを一周するモノレール。海外ではここに幽霊が出る、という噂がある。
何でもモノレールの線路上に幽霊のような人影が走っているのを見たという人がいるらしく、その裏にはある死亡事故が関係しているとか。
1966年、ある男性がディズニーランドに忍び込もうとしていたところを警備員に発見された。男性は警備員から逃げるため、ホームに入ってきたモノレールに飛び乗ろうとしたのだが、そのまま撥ねられて亡くなってしまった。そのためにこの男性の幽霊が出るという。
「ランドに来た人を洗脳している!?」
ディズニーランドに入ると、お菓子や花のような香りがする事に気づく。夢見心地にさせるこの匂いは、実は来場者をマインドコントロールさせる恐ろしい香りという噂が。
都市伝説によると、ある特定の成分を含んだ香りを園内に満たす事で、来場者の心をコントロールしようとしているという。
荒唐無稽な話にも思われるが、この都市伝説はある程度は真実だ。ディズニーランドには「スメリーツァー」という装置があり、パーク内にさまざまな香りを漂わせている。
例えばメイン・ストリートにはフレッシュ・クッキーのような香りを、キャンディ・パレスには、キャンディのような甘い香りを漂わせる事ができる。この技術は無害だと思われるが、香りを嗅いでいるうちに無意識のまま、匂いに合ったフードを買いたくなってしまう、という効果があるかもしれない。
「クラブ33は秘密結社の施設だった!?」
ディズニーランドの施設のうち、最も謎めいた場所が「クラブ33」。世界中のディズニーランドの中でもカリフォルニアと東京、上海のランドの中にしか存在しない。
普通の来園者には入る事の出来ない場所であるため、「地下カジノに繋がっている」などの噂が。実際には、ウォルト・ディズニー氏が客人を招待する目的で作られたレストランで、彼が亡くなった後は会員制のフレンチ・レストランとなっている。
主に法人会員が占める上に現在では会員の抽選も行われていないため、様々な噂が立ってしまったものと思われる。
しかし、カリフォルニアのディズニーランドでは少し変わった都市伝説も存在。それは、クラブ33が「イルミナティとの取引を行うための場所だった」というものだ。
実はウォルト・ディズニーは青年時代にフリーメイソンの集まりの一種である「デモレー団」に所属していた過去があり、後にフリーメイソンの一員にもなった。その後、自分のアニメーション作品にそれとなくフリーメイソンのメッセージを盛り込むようになり、密かに取引を行える場としてクラブ33を作った・・・というものである。
この都市伝説は海外ではかなり信じられており、中にはクラブ33に入る事が出来た人が「クラブ33の階段の吹き抜けや、窓の飾りにイルミナティのモチーフがあった」と写真付きで報告していたりする。
ちなみに、カリフォルニアのディズニーランドが2012年にクラブ33会員の追加募集を行った所、2030年代まで希望者が順番待ちする状態になった。
なお、事実確認は出来ていないが、2018年3月、フロリダのディズニーワールドに4件目のクラブ33が出来た事が明らかになっている。新しく会員になるならこちらが狙い目かもしれない?
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Photo credit: schaazzz on VisualHunt.com
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