ロシアのUFO墜落事件を元に作られたオブジェに司祭が激怒した。
ある牧師が、悪名高いUFO事件で知られる町にあるエイリアンの像を破壊するよう要求。ロシアのダルネゴルスクは、1947年のロズウェル墜落事故と同じような事件が発生したことがあり、以後UFOマニアの温床となっていた。
「最もよく記録された墜落事故」と呼ばれているその出来事は、1986年1月29日の午後7時55分に発生。寒さの染み渡るその日、赤みがかった球体がロシアの極東から南東方向へと飛来し、ダルネゴルスクを横断した後、イズヴェストコヴァヤ山(「611峰」とも呼ばれる)に墜落した。
その物体は静かに地面と平行に飛行し、直径約3メートルのほぼ完全な円形であると説明された。突起や空洞はなく、まるで燃えているステンレス鋼の色に似ていたという。
目撃者はV・カンダコフと名乗り、UFOの速度は時速15メートルに近かったと述べた。物体はゆっくりと上昇と下降を繰り返し、上昇するたびにその輝きは熱を帯びていたという。
その物体は611峰に近づいたところで「ピクッ」と揺れ、岩のように落ちて墜落し、消えた。その後、何が起こったかを称えるものとして町に小さな像が建てられた。
そしてこんにちに至り、ダルネゴルスク教区の教区長であるアンドレイ・ヴァシャキン司祭は、そのブロンズ像が「悪魔のような生き物」に見えるとして、「正教会のキリスト教徒を代表して」この像を撤去するよう求める手紙を市長に送った。
彼は、「宗教的な行列と祈りの儀式が毎年この場所で行われている。
バザニュースによると、彼は「毎年この場所で宗教的な行列と祈りが行われています。エイリアンなどここにはいないということです」と語っているという。
彼はまた、同様の像がこの地域にこれ以上設置されないよう当局に嘆願している。
「礼拝用の十字架と最初の教会の跡地がほど近いこの場所で、教会は毎年、行列と祈りの儀式を行っています。このオブジェの存在は、ダルネゴルスク地区の正教徒の宗教的感情を害するものです。以上のことから、このオブジェを撤去し、当地域に同様のオブジェが設置されるのを防ぐため、ご協力をお願いします」
Priest demands infamous UFO site 'destroys' statue of 'demon-like' alienhttps://t.co/4NAEhMhVRl pic.twitter.com/wjkSNbgw9M
— Daily Star (@dailystar) December 10, 2024
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