UFO・UMA

人間との混血児も存在している?!ロシアで目撃が後を絶たない獣人UMA「アルマス」

アルマスは、ロシアで目撃された獣人・類人猿型のUMAである。コーカサス山脈やシベリアに生息しているらしく、1.5~2m、やや赤みを帯びた長さ10cm以上もの体毛に全身覆われ、二足歩行すると伝えられている。

一説には、ネアンデルタール人の生き残りではないかとする説も唱えられている。

アルマスは、非常に多くの目撃情報があるだけでなく、村民と共存し暮らしていたという話もあり、人間の手で飼育されていたというような記録も残っているという。そのため、人間に対する警戒心や恐怖心はそれほど強いものでは無く、山小屋の窓を覗き込むなど好奇心旺盛な面も持ち、家畜小屋に侵入して食べ物をあさっていたといった報告もあるとのこと。

身体的な特性でいうと、道具をもって使用することが可能であり、夜行性で闇の中を移動することもできるという。非常に俊敏に動くことができ、なんと時速60キロで走ることも可能であったようだ。

アルマスの目撃例は近年に至るまで数千にも及ぶとされており、特に2011年以降、シベリアからモンゴルにまたがるアルタイ山脈周辺にて目撃数が急増しているとの報告もある。

ウラル地方を走行していたとある乗用車が、人里離れた夜道の前方をヘッドライトで照らしていたその時、二足歩行の謎の白い生物が道を横切るのを車載カメラが撮影し話題となったことがある。現地においてアルマスが、非常にポピュラーな存在であることが窺い知れる。

さて、アルマスにまつわる興味深い事例として、1850年代に生け捕りされたとされるメスのアルマスの記録がある。

黒海沿岸のコーカサス地方にあるトヒーナ(トキナ)村で捕らえられたこの個体は「ザナ」と名付けられ、身長は2m、全身が長い体毛で覆われており、力も強く速く走ることもできた。

掘られた穴で生活させられていたなど、家畜もしくは奴隷のような扱われ方をしていたようだが、重い荷物を片手で持ったり、荒れる川を平気で泳いだりといった話もあり、比較的自由な生活を送っていたのではないかとも言われている。

このザナには、なんと人間との混血児を生んだという驚くべき話が残っている。諸説あるため明確ではないが、物珍しさからあちこちの村へ売られた中で2人の人物との間に子供を作った、計2男2女を生んだといった話があり、近年にはそのうちのクゥィトと呼ばれた男性の子孫の頭蓋骨が現地で保管されているという。

ところが、このクゥィトの頭蓋骨がDNA鑑定されたところ、「アフリカ由来のDNAが目立つ」という結果がなされたことから、ザナは人間、それもアフリカ人だったのではないかとの説が浮かび上がったのだ。

ザナが生け捕られた当時、コーカサス地方はオスマントルコ帝国に含まれていた。その頃は奴隷貿易も行なわれていた関係から、ザナはロシアとオスマントルコの戦争が勃発する中山へ逃げ延びたアフリカ人であった可能性が示唆されたのだ。

残念ながら、DNA鑑定ではザナの遺伝子がアフリカのどこの地域に由来するものであるかまでは明らかにすることはできなかったようである。一方で、体毛に覆われた体に力持ちといった人間離れした体質についてはなおも詳細は不明なままとなっている。

考えられる要因としては、ザナの存在が知られていく中でアルマスの伝承あるいはのちの発掘・発見などの話が徐々に加えられていき、ザナもアルマスの神話の一つとして吸収されるようになった、いわば創作的な逸話であるとも考えられなくはない。

【参考記事・文献】
https://mikakunin.info/025-almas/
https://x.gd/ST9pC
https://chahoo.jp/snowman/
https://kangaerunakanjiro.com/rossia-aruma/
https://dog-talking.net/unb-arumasu-uma-zana-info-52154

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【文 黒蠍けいすけ】

PictavioによるPixabayからの画像