呪い

【山口敏太郎の呪物コレクション】傀儡虫のミイラ

【傀儡虫】

生物に寄生し宿主を操る、人面疽の近縁種とされる存在である。

山伏によって熊に寄生していたものが取り出され、ミイラとして封印されたと言われている。長寿の秘薬としてある寺社に奉納されていたという。

【人面疽・虫に関連する妖怪】

人面瘡(じんめんそう)あるいは人面疽(じんめんそ)は、体に付いた傷が化膿して人の顔のようになり、人語を話したり物を食べたりする奇病とされている。

体から別の声が発せられるものとしては、腹の中から喋り声が聞こえるという「応声虫」や「腹中虫」などがある。

(写真:山口敏太郎事務所 所蔵)