年末ジャンボなど、高額当選の可能性がある宝くじは多くの人を魅了してきた。
で、宝くじが絶対に当たる必勝法はあるのだろうか?先日、デンマークの数学研究者が1969年に最初に提唱されたこの謎を解決したと発表。
常に勝つ宝くじのアイデアは、英国の数学者エイドリアン・R・D・マティアスによって理論上の難問として最初に提唱された。その後、多くの人が解決しようと頭を捻ってきたが、先日コペンハーゲン大学数理科学科のAsger Dag Tornquist准教授によって初めて解決に至った。
この謎を解く鍵は「MADファミリー(MAD families)」として知られるものにあることが判明した。
「MADファミリーは、独特で無限の宝くじゲームで常に勝つ一種の宝くじと考えることができます」とTornquist氏は語る。
「宝くじ券には整数の無限数の行があり、各行自体には無限に多くの数があります。そして、チケットには非常に多くの行があり、単に番号を付けることができない場合があります。宝くじのチケット番号は勝者の確実性がなく、マティアスが予想したが、証明することができなかったような方法で凝集することがわかりました。これは、チケット番号に特定のパターンと規則性が現れない限り、そのようなタイプの宝くじチケットを組み立てることができないことを意味します。そのため、マティアスの宝くじゲームに常に勝つ宝くじチケットはありません」
最終的に、Tornquist氏と共同研究者であるDavid Schrittesser氏は、常に勝つ宝くじの存在は妥当ではないと結論付けるに至った。
どうやら理論的に考えてみても、宝くじ必勝法は最終的には「運に頼る」以外に無いようだ。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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