ニセ医者が人体実験を行っていた!?呪われた「クレセント・ホテル」

2019年2月13日に放送された「世界の何だコレ!?ミステリー」(フジテレビ系列)にて、アメリカの有名な心霊ホテルが紹介された。

アーカンソー州ユーリカスプリングスに建つクレセントホテルは、数奇な運命を辿った建物だ。1886年にホテルとして建築された後、何度かオーナーを変えて1908年に女子大学となった。その後、1937年にある医師がこの建物を買い取る。その人物が番組中でも紹介されたノーマン・ベイカー医師だった。




彼は癌治療の「名医」との噂高い人物で、近くに湧き出る温泉の水が癌などの難病に効く特効薬になるとして売り込んだ。病院は治療を希望する人が集まり、ベイカー医師は富裕層向けの病院として経営していった。もともと保養地でもあったため、開業当初からそれなりに人が集まったようだ。

だが、実はベイカー医師は医療免許を持っていない「偽医者」だった。

患者は大勢いたものの、基本的には湧き水を飲ませる程度でまともな治療は行われず、更にはベイカー医師は手術と称して人体実験も行っていたという。

そんな様子では当然病院として経営が成り立つわけもなく、彼が病院を経営していた期間、死者はかなりの数に上ったとみられている。1940年にベイカー医師は告発され禁固4年の刑を受けることとなった。




思った以上に刑が軽いように思われるかもしれないが、彼は詐欺に関する罪のみを受けたのだ。効きもしない特効薬があると吹聴していたためだろうか。もし人体実験が本当に行われていたとしたならば、もっと重い罪になっているはずなので、ここは噂に尾ひれがついたとみるのがいいかもしれない。

関連動画
1886 Crescent Hotel _ Eureka Springs AR _ b-roll _ edited _ 6m19s _ 100616

そして、1946年に現代のクレセント・ホテルへと姿を変えるに至ったのである。ホテルの各部屋にはベイカー医師の被害者となった人々の霊が出るとされており、番組中でも紹介された元手術室だった419号室は特に奇妙な現象が起きる呪われた部屋として恐れられている。

関連動画
Crescent haunted hotel room 218






しかし、他にも幽霊が出るとされる部屋は複数あり、「実は218号室のほうが出る」などという情報もある。またロビーにあるピアノは呪われており、ひとりでに鳴り出すなど、怪異が起きる場所は各所に存在するようだ。ちなみに女子大学だった時代、1930年に女性が建物から転落死しており、彼女の幽霊も出ると言われている。もしかしたら、このホテルの建てられた場所が何かしら曰く付きの場所だったのかもしれない。

しかし皮肉なことに、この事件と幽霊が出るという噂が立つようになってから、ホテルは人気となった。今では結婚式をここで挙げる人も大勢いるという。全く、何が当たるか解らないものである。

(勝木孝之 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Eureka Springs Bill Ott / YouTube


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