喜劇王として知られる俳優・映画監督のチャーリー・チャップリン。
彼の監督した1928年の短編映画「The Circus」(サーカス)にはなんと携帯電話を持った女性が写りこんでいるという。
この映画の中で通行人の老婦人が黒い帽子に黒いコートを着て登場する場面がある。
この老婦人をよくみると耳に何やら小型のマイクのようなものを当て、喋っている様子がほんの数秒ではあるが、撮影されているのだ。
「The Circus」は1928年の作品であり、もちろん携帯電話など存在しないはず。それどころか小型通信機の発明も1940年代と、かなり後年になってであるため、小道具として携帯電話の登場はまずありえない。
そのため、この老婦人は「タイムトラベラーだ!」と噂になったのだ。
チャップリンの映画にタイムトラベラーが出ていたら確かにおもしろいのだが、どうやらこれは当時発売されていた最新鋭の補聴器という説が有力のようである。
関連動画
Charlie Chaplin’s time traveler
Time Travelers in 1928 and 1938 film caught talking on a cell phone
(文:空桶右太衛門 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像『サーカス The Circus [Blu-ray]』ジャケット写真より
