呪い

【山口敏太郎の呪物コレクション】ナリーポン

【ナリーポン】

東南アジアに伝わる人面樹である。木の実が熟すると人型となって地面に落ち、そのまま歩き回ると言われている。田舎の屋台などで売られているが、それらは実際のところ民芸品である。

【ナリーポンとは】

タイやインドに伝わる人間の形をした木の実のことを言い、精霊のような存在として語られている。ナリーポンは女性の形のものを指し、男性の形をしたものはマカリーポンと呼ばれている。人間と同じような行動ができると言われているが、その寿命は1週間ほどだという。

(写真:大内かっぱハウス2F 山口敏太郎妖怪博物館)