【ジェニー・ハニバー】
マニアから入手したものである。本来はサカタザメであるが、逆さまにしたらジェニー・ハニバーになる。かつては子供の遊具だった。
【ジェニー・ハニバーとは】
漁師たちの間で守り神として知られているUMAであり、睨みつけるような恐ろしい表情をしているのが特徴。本来はサカタザメやエイを乾燥させてミイラ化した上に改造を施したものであるとされ、16世紀にはその標本が船乗りやコレクターを中心に珍品として販売されていたという。
1558年に出版されたスイスの博物学者コンラード・ゲスナーの『動物誌』にもジェニー・ハニバーが記載されており、佐藤有文の著作『妖怪大全科』ではその書物に掲載されていた挿絵が「空中ドラゴン」という名で紹介され、「超スピードで空中を飛び、口から煙をはいて竜巻をおこす」と説明されている。
(写真:大内かっぱハウス2F 山口敏太郎妖怪博物館)