呪い

【山口敏太郎の呪物コレクション】ツチノコの干し首

【ツチノコの干し首】

ある旧家から譲り受けたものである。明治時代に会津藩士がツチノコを捕獲した。武士の習性上、捕らえた獲物の首を残す癖があるため、そのまま干し首として残したのだという。本来は、イモリの一種ではないかと推測され、漢方薬としても重宝されていたと言われている。

【ツチノコとは】

日本を代表する未確認動物で、胴が膨らんで尾の短い、三角型の頭をしているヘビの一種と考えられている。変異体のヘビなど多様な説が唱えられている一方、目撃情報は今でも多く、また町興しや村興しの一環としてツチノコのイベントを催す地域もある。その中の一つでもある岐阜県加茂郡の東白川村には、「つちのこ神社」が建てられている。

(写真:大内かっぱハウス2F 山口敏太郎妖怪博物館)