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【南極観測船の守護神・三毛猫タケシ】タロ、ジロの他にも猫が参加していた

2018年の今年は1958年に起こった「南極ゴジラ目撃事件」からちょうど60年目に当たる。

今からちょうど60年前、南極観測船「宗谷」の乗組員が南極海で謎の生物に遭遇している。この事件に関しては以前アトラスでも詳しく報じた。




他にも、南極には数多くの都市伝説がある。

「フラッドウッズモンスターの基地が南極にある」「UFOの基地が南極にある」「小堺一樹の父親が寄贈した寿司屋の屋台が昭和基地にはある」「南極にはナチス第4帝国が存在する」「南極にはピラミッドが存在する」などが人気のアーカイブである。

2018年1月20日、TBS系列で放送された「サタデープラス」で興味深い過去のニュースが報道された。

それは南極観測船の守り神・三毛猫タケシの話である。1956年、南極観測船「宗谷」に守り神として、三毛猫のオスを乗せてはどうかと動物の保護団体から提案があった。

オスの三毛猫は数万匹に1匹しか生まれない貴重な存在である。そのオスの三毛猫を船に乗せると、その船は無事に航海できると言う迷信があったのだ。

こうして南極観測船「宗谷」に乗り込むことになったオスの三毛猫。もともとは捨て猫だったが、隊員たちに可愛がられ、名前も第一次南極越冬隊の永田隊長にちなんで、タケシと名付けられた。隊員たちは、隊長に叱られると猫のタケシに向かって「おい、タケシ」「こら、タケシ」と呼んでストレスを解消したという。




南極に到着した「宗谷」は南極越冬隊を残し、帰国することになったが三毛猫のタケシは、船を降りて越冬隊と一緒に南極で過ごすことになった。

不思議なことだがたけしが船を降りた後、帰路についた「宗谷」は氷に阻まれて身動きが取れなくなり、ソ連の砕氷船に救助されるというトラブルに見舞われている。

三毛猫のタケシは、1年間を南極基地で過ごしたが、カラフト犬のタロやジロの様に現地に置き去りにされることもなく、無事帰国できた。つまり、三毛猫のタケシは「南極ゴジラ」の目撃事件に立ち会っているわけだ。

帰国後は隊員の家に引き取られたが、不思議なことに1週間ほどでぷっつりと姿を消してしまったという。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY