
最近機密解除されたCIAインテリジェンスレポート(CIA intelligence report)が、50年前に発生したとあるUFO事件を解明したとして注目されている。
1973年の夏、現在のカザフスタン上空で「謎の明るい緑の円形物体」が目撃された。1978年に改めて公開された報告によれば、目撃者の男性はテレビでスポーツ観戦をしていたところ、奇妙な発光体を目撃して外に出たと語っている。
「緑色の円形の物体が空に出現したかと思うと、5~10秒程度で緑色の同心円が円形の物体の周りに形成されました。数分以内にこの物体は消えましたが、音は一切しませんでした」
非常に奇妙な発光体だが、前述のCIAレポートによれば目撃された地点の近くに、ミサイルのテスト基地が存在しており、ミサイルが発射された方角によっては目撃証言と同じ方向に飛んで行く事が推察されるという。
この基地では実験用ミサイルの打ち上げが行われ、金属の玉が充填されたカートリッジを搭載したミサイルの打ち上げテストにも使用されたことが明らかになっている。
今回の発表で興味深いのは、このソビエト時代のミサイル攻撃範囲でのUFOの目撃と、2004年の訓練演習中に米海軍の空母ニミッツが遭遇したUFOのケースが似ている点だという。
もしかすると、現在UFOだとされている目撃証言が何十年か後には軍事兵器や兵器の実験であったとする事例も出てくるのかもしれない。
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(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Matthias Wewering PIXABAY