UFO・UMA

【山口敏太郎の呪物コレクション】鬼子のミイラ

【鬼子のミイラ】

とある地方の旧家から譲り受けたものである。鬼の子供のようにも見えるため「鬼子」(おにご)と称しているが、深夜になると鳴き声が聞こえてくると言われ不気味がられていた。安置されている他のミイラと一緒に保管したところ、鳴き声が響くことはピタリと止み静かになった。

【鬼子とは】

親に似ない子や歯の生えた状態で生まれた子など、異形の姿で生まれてきた子供を指して「鬼子」と呼ばれる信仰が日本には存在する。各地に残る民話では怪異を発生させる存在であるとされ、また、そのような子供が生まれるのは社会の混乱の予兆であるとの解釈もなされていた。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 大内かっぱハウス2F 山口敏太郎妖怪博物館