妖怪・幽霊

検索してはいけない言葉「尾瀬 トーマス」 群馬県の山奥にある不気味な機関車

「尾瀬 トーマス」とは、”検索してはいけない言葉”の一つとして知られる画像のことである。2018年9月Twitterにて、とあるユーザーが投稿したツイートがきっかけで広まったようだ。

「群馬県尾瀬にあるトーマスがえげつない件について。」という一文のテキストと共にアップされたその写真には、鬱蒼とした森を背景にアニメ作品『きかんしゃトーマス』のトーマスを思わせる石像のようなものが映っている。

機体らしき部分に青のペイントと共に機関車のペイントが施されているものの、問題はそのトーマスの顔の部分だ。

その顔も確かにトーマスを思わせるが、目は白目を向いたような状態になっており、その口は地面につく形で大きく開けられ不気味な笑い顔をしているようにしか見えない。アップされて以来、「子供が見たら泣く」「こんなのトーマスじゃない」「怖い」という声が相次いだ。

撮影者によると、このトーマスがあったのは群馬県利根郡片品村花咲(はなさく)にある「花咲森キャンプ場」。「体験の森・花咲森のキャンプ場」として、石窯でのパンやピザ作りなど、手作り料理体験やアウトドア体験が行なえる施設である。

さて、問題のトーマスであるが、どうやらその正体は「かまど」であるらしい(焼却炉ではないかとの意見もある)。よく見てみると、機体にペイントされた部分にはT字曲がりの煙突が付いており、その口元は黒く煤けているように見える。要するにこの大きく開かれた口に薪を入れる構造であるらしい。

実際にその口に薪をくべられ燃えている様を眺めるのは、なかなかのインパクトを放つのではないだろうか。ただし、このトーマスが今でも現役で使用されているかは不明である。そもそも「廃墟跡」と表現する人が複数見られることから、この場所自体が現在でも利用されているかについてすらわからない。

また、白目を向いているように見える目にも、かつては黒目部分があったような画像も確認できる。そのことから、黒目だけは後に付けられたものであったものの、経年によって剥がれ落ちてしまったのではないかと推測される。

わざわざトーマスを模した形にしたのは、やはり子供がキャンプ場を利用するということを意識したものであったことは間違いないだろう。英国初の作品でありながら、トーマスほど日本国内で広くアトラクションという形などで親しまれている作品も他にない。こうした形で表現されるのも、その用途はさておき無理もないものであると言えるだろう。

検索してはいけない言葉と称される一方で、決して悪意の作物で作られたものではない「尾瀬 トーマス」であるが、問題なのはこれを検索することで他の不気味なトーマス画像が検索にひっかかる危険性にあると言える。

トーマスは、その知名度ゆえの宿命であるのか、ネットにおけるミーム画像も目立ち、ホラーものも多い。耐性がそこまでない人は「尾瀬 トーマス」そのものよりも、むしろそちらの方に充分注意をしていただきたい。

【参考記事・文献】
体験の森・花咲森のキャンプ場
https://camp.gunma-kanko.jp/164/
検索してはいけない言葉「尾瀬 トーマス」No.49
https://x.gd/0UXXa
【検索してはいけない言葉 ホラー編】『尾瀬 トーマス』【検索してみた】
https://shinkaihimawari.com/games/14833/
廃墟跡に佇むトーマスがえげつなさ過ぎてもう「こんなのトーマスじゃない」「子ども泣くわ!」ゾンビ化した各地のトーマスも
https://togetter.com/li/1271540

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【文 ZENMAI】

画像 ウィキペディアより引用

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