日本を代表するキャラクター、ハローキティ。
その人気ぶりは日本に限らず世界でも非常に高いことで知られている。しかしそんなハローキティには絶対に検索してはいけないワードがあることをご存知だろうか。
それは「ハローキティ殺人事件」だ。
ハローキティと殺人がイメージ的に結びつかないため架空の事件と思いがちだが、この事件は確実に存在した。ハローキティ殺人事件とは1999年に発生した香港で発生した殺人事件の俗称である。
1999年、23歳のナイトクラブで働く女性が売春斡旋を行っていた男性に多額の借金(麻薬説もある)をした。女性は金を返すことができず男性は三人の手下にアパートへの監禁を命じ女性は1か月に渡る暴行・拷問の末に死亡してしまった。
男性は女性が死亡したのを確認すると、全身をバラバラにして破棄し頭部はストーブで煮たうえでハローキティ人形のなかに隠すことにした。
想像しただけでも凄惨な殺人事件だが、本事件の解決は非常にオカルトチックな結末を迎える。
事件から2ヶ月後、女性を殺した手下のひとりが付き合っていたガールフレンドが突然幽霊に取り付かれてしまう。
ガールフレンドは「私は殺された!」などど訴えており、関係者が警察に通報したとこところアパートで発生した殺人事件が明らかとなりハローキティに詰められた頭蓋骨が同時に発見された。その後、女性を殺すよう指示した男性も手を下した手下全員はすぐに逮捕され終身刑となった。なお幽霊に取り憑かれたガールフレンドの証言も状況証拠になったという。
この事件は香港では「もっとも凄惨な殺人事件」として知名度が高く、ドラマや映画にもなっているが日本では不自然なほど知られていない。
一説によると子供の人気の高いハローキティが犯罪の道具に使われたことで、日本での報道に規制が掛かっていたという説もあるが詳しくはわからないままだ。
(文:ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)