映画「マトリックス」の世界、いよいよ現実味を帯びてきた…

我々は世界を脳で認識している。つまり、脳内の電気信号さえ操作してしまえば、全く違う世界を現実だと認識させることも可能になる……というのは、有名な映画「マトリックス」にて表現されたことだ。

「マトリックス」はあくまで映画という創作の世界の話だが、この映画の描写は果たしてどこまで妥当なのだろうか?
この指摘について、ノースカロライナ大学のジュリアン・キース教授ととカリー・ギン教授が人間の現実に対する認識に焦点を当てて検討してみたところ、このまま技術が発達すれば映画「マトリックス」のような世界も十分にあり得るという結果になったと発表した。




あくまで推論でしかないが、例えば、コンピュータによるシミュレーション関連技術は短期間で技術的飛躍を達成しており、テレビ等に投影された世界の中に限定しても現実と遜色のない描写が可能になっている。

世界ではじめてヒットしたテレビゲームの「ポン(PONG)」が1972年に稼働したことを踏まえれば、驚くべき発展といえる。このままの速度で技術が進んでいった場合、遅かれ早かれ我々人類はシミュレーションと現実の違いを見分けることができなくなるだろう、と彼らは語っている。

一方で、我々人類は既に映画「マトリックス」のようにシミュレーションの世界の中に生きているのではないか、とする説も出てきている。同様の説を考える人物は多く、例えばSpaceX社のCEO、イーロン・マスク氏も同様の事を想定しており、我々人類は一種のシミュレーターの中で生きている可能性が高いのではないか、と主張しているのだ。




ギン教授は「例えば、我々はある事象にあった時に『以前もこのような事を体験したかもしれない』というデジャヴを覚えることがあります。これについて、一種のシステムの不具合に巻き込まれて何度も追体験してしまった、という説も考えられます」と語る。

少なくとも今後、技術の発展により仮想現実の世界がどんどん発展していくのは間違いないとみられている。その際、我々の脳は現実と仮想現実をどのように認識していくのだろうか。そもそも現実を認識することができるのだろうか。

(勝木孝之 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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