10月19日、アニメ映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(監督:片渕須直)の公開延期が発表された。
本作は2016年に公開された『この世界の片隅に』に、約30分の新規映像を加えた作品で2018年12月公開を目指して制作されていた。改めての公開は2019年内を予定しているという。
大ヒット映画の実質的な続編であり、以前から注目度の高かった作品だけに公開延期に関して残念がる声は多いという。
さて、今回の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開延期に関しては、2018年7月に放送されたドラマ版のエンドクレジット事件同様、様々な憶測が流れている。
公開延期が発表された10月19日、アニメ映画版『この世界の片隅に』の主演俳優の能年玲奈こと、のんが10月上旬に契約問題をきっかけに、断絶状態だった前所属事務所レプロエンタテインメントと「極秘会談」していたことを一部スポーツ新聞が明らかにしていた。また、一部報道によると、この会談をきっかけにのんはレプロエンタテイメントと再契約を結び、元の芸名である「能年玲奈」として再出発を図るのではないかというのだ。
そのため、のんに改名後、すなわちレプロを退社した以降に出演した『この世界の片隅に』に関しては、公開途中に於いてレプロとの再契約となると権利がややこしくなると映画側は考え、今回の再契約問題が解決するまで、制作をペンディングしたのではないかと一部ファンの間で推察されている。
綾瀬はるかにオファーを断られたり、TBSによるドラマ版放送中に数年前に制作された単発版がHuluで放送されるなど、何かとお騒がせな作品、『この世界の片隅に』である。
果たして『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は無事に公開を迎えることが出来るのか……。
(文:アリナックス城井 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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