「のび太の恐竜」は本当に恐竜なのか!? 

来る翌年2020年3月6日(金)に令和初のドラえもん劇場版「映画ドラえもん のび太の新恐竜」が公開予定である。ドラえもんで初めての劇場版作品は、「映画ドラえもん のび太の恐竜」(1980年3月15日上映)だが2006年にもリメイクして上映された大作である。

以前上映されたこの映画はのび太が夏休みに恐竜の卵の化石を発見し、ドラえもんの秘密道具のタイムふろしきで当時の状態に戻し卵から恐竜を育てる話である。のび太がピー助というキュートな名前をつけて可愛がっていたが、実は厳密には恐竜とは違うということは知っていたであろうか。

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ピー助はフタバスズキ竜という日本を代表する首長竜である。一見恐竜に見えるが違う生物として分類される。同じ爬虫類であることは確かだが、首長竜は海棲爬虫類の魚食性で脚ではなくヒレがあり尾は短めである。

のび太はピー助を自室で育てていたが、首長竜の身体のつくりが陸上にも適応していたのかが解明されていない謎である。さらに驚くべきことに、首長竜の卵の化石自体が未発見である。最近の発見によれば、人間同様に1度に1匹のみ子供を生む胎生動物であった。

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主竜類(主竜形類)の恐竜とは違い首長竜は鰭竜類だが、意外に鱗竜類の現生爬虫類である蛇やトカゲと同じ鱗竜形類に入る。ワニと翼竜も恐竜と同じ主竜類の仲間に入るが、魚竜や首長竜のような海棲爬虫類の方が遠い。現生爬虫類はもちろんのことだが、魚竜も首長竜も翼竜も恐竜とは別に分類された爬虫類である。

恐竜の種類は鳥盤類と竜盤類に分類され、さらに竜盤類は竜脚形類と獣脚類に分類されている。なんと意外と思うかもしれないが、その獣脚類の中に鳥も入っている!必ずしも恐竜=爬虫類ではないのだ。

シノサウロプテリクスやプロターケオプテリクスなど、羽毛があるタイプの恐竜も数種類もいたそうだ。

古代恐竜は現生爬虫類のような変温と違って、鳥と同じ恒温であったという研究もされている。

種類にもよるが恐竜は後ろ足と長い尾でバランスをとりながら、陸上を二足歩行で人間とは違う歩き方をする。鳥も同じく二足歩行であるが尾が退化したため、重心が前のめりになり大腿骨が身体に水平で膝関節を中心にした歩き方になっている。

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現生爬虫類を食すと意外に鳥肉と似ているとよく耳にする話ではあるが、鳥が恐竜の唯一の生き残りということにもなるので古代の大型恐竜も鳥みたいな味がしたのであろうか。今となっては確認しようがないことではあるが、想像力をそそられまいか。

怪獣大好きなことで知られているUMA研究家・中沢健氏が、「オカルト構想茨城VS岡山」というネットラジオにて恐竜についても詳しく熱弁した回がある。「のび太の恐竜」についても話題にしていた。

第76回ではネス湖のネッシーがプレシオサウルスの生き残りという仮説について、プレシオサウルスは首長竜であるが恐竜と勘違いされたことについて鋭い指摘をしていた。第72回では鳥=恐竜という話題になり、焼き鳥を食べることは恐竜を食べていることになると面白く語っていた。

話が発展してしまったが以上のことから、のび太が育てたピー助は残念ながら本当の恐竜とは違っていたということと実際のフタバスズキ竜とも生態が異なってしまう。だがこの物語の中の設定上、のび太達にとっては恐竜という存在であることに変わりない。

研究が今より進んでいなかった時から描かれていた作品ということもあり、意外に一般的に広まっていないであろうショッキングな事実である。

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来年公開される作品はまた違うストーリーが繰り広げられるそうで、今から楽しみな子供達も大勢いることであろう。

さらに来年の劇場のパンフレットに載るオリジナル新恐竜のイラスト募集という面白企画まである!一体どんな新恐竜が描かれるのだろうか。

もしかしたら鳥!?

(ふりーらいたー古都奈 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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