2018年1月3日、テレビ朝日系列で初放送された2016年の大ヒットアニメーション映画『君の名は。』。
正月という特殊な時期でもあり、また裏番組が強力だったためにさほど視聴率が伸びなかった。業界関係者は20%以上を期待したが、17.4%しか記録できなかったようだ。
同作品は社会現象を起こしており、聖地巡礼などがいろいろ物議をかもした。また実写化やハリウッドでの映画化なども噂されている。
一方で新たな問題も起こっている。
『君の名は。』の中で女性が自らの口で噛んで吐き出し発酵させる「口噛み酒」が議論の対象となっている。単純に生理的に気持ち悪いと言う話や、女性が男性のためにお酒を作ってあげると言う行為が「女性差別ではないのか?」と言う意見が出ているのだ。
昨今、作品の中における女性が出演する場面の描写に関して「女性蔑視」と認定する動きが多いように感じる。いささか過敏になっているような気がするが、いかがであろうか。
(小山田まゆみ ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
画像『小説 君の名は。 (角川文庫)』