火星をテラフォーミング(地球化)して、大気を生命が住みやすいように変えるという話はよく聞く。もしそのような世界を積極的に探せば、知的エイリアン文明の方向性を示してくれるかもしれない。
カリフォルニア大学リバーサイド校の最近の研究では、太陽系外惑星の大気中にテラフォーミング活動の存在を示す温室効果ガスを探すことに焦点を当てた。皮肉なことに、このような温室効果ガスは、我々が地球上で削減しようとしている。
「私たちにとって、これらのガスは温暖化を増長させてしまう悪いものです。しかし、差し迫った氷河期を回避したい文明や、人類が火星に提案しているように、自分たちの星系にある居住不可能な惑星をテラフォーミングしたい文明にとっては良いことなのです」
その一例が、六フッ化硫黄だ。六フッ化硫黄は二酸化炭素の23,500倍の温暖化力を持つガスである。太陽系外惑星の大気を分析できる既存の望遠鏡は、すでにこの種のガスを検出することができる。
「望遠鏡がすでに他の理由で惑星を特徴付けているのであれば、これらのテクノシグネチャーを探すのに余分な労力は必要ないだろう」とシュヴィーターマンは言った。
Telltale Greenhouse Gases Could Signal Alien Terraforming Activityhttps://t.co/5DQ6AywZ6R #astrobiology #exoplanet #Terraforming pic.twitter.com/e3c8cnklm2
— Astrobiology (@astrobiology) June 26, 2024
【文 ZENMAI】