妖怪・幽霊

心霊スポットがついにVRの世界に進出!?「霊が視えるようになるワールド」

専用の機器を身に付け、アバターで仮想現実の中を歩き回って交流できるVRチャット。専用のワールドも多数公開されており、気に入った雰囲気や仕掛けのあるVR空間で思い思いに楽しむことができる。

そんなVRチャットの空間の中に、「霊が視えるようになるワールド」があるとして注目を集めている。

問題のワールドは赤い鳥居が印象的な場所で、「目に見えないオブジェクト」等が多数設置されている模様。実際にこのワールドを利用した人々からは、「気分が悪くなった」「何らかの気配を感じた」「雰囲気が重くてその場から動けなかった」という感想が出てきている模様。

勿論、「何ともなかった」という証言も多数寄せられているが、データで構成された仮想現実にも関わらず現実の心霊スポットや曰く付きの場所に実際に赴いた時のような感覚を覚える人が少なくないようだ。

果たしてこれはどういう事なのか。

実際にワールドを利用してみた人の見解によれば、このワールドは意図してか偶然の産物なのかは解らないが、環境音にノイズが組み込まれていたりして自己暗示を高めやすい構造になっている模様。

こっくりさん等と同系統の儀式によって自己暗示を高めていくタイプのものである上に、VRは視覚や聴覚を専用の機器に依存しているため普段よりも自己暗示や自己催眠に陥りやすい。これらの要素が重なって、本当に「見えないものが自分の近くにいるように脳が錯覚してしまう」空間を作り上げているようだ。

VRの仕組み上、現実よりも簡単に自己暗示をかけやすい条件が揃ってしまっているため、霊感があったり自己暗示にかかりやすいと自覚している人はこのワールドに長時間滞在するのは避けた方が良さそうだと言われている。

なお、本当に霊が見えるならと好奇心にかられてこのワールドを訪れている人も少なくない模様。噂が噂を呼んで心霊スポットになった場所に人が集まってしまうのは現実世界でも仮想現実でも変わらないようだ。

(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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