大ヒット映画『天気の子』、UMA「台風人間」が登場していた!?

2016年に大ヒットした『君の名は。』に続く、新海誠監督の最新作『天気の子』も凄まじい興行収入を記録した。

筆者も今作の公開をずっと待ち望んでいた1人であったが、なかなか時間が作れず公開後すぐには劇場へ足を運べずにいた。そうこうしているうちに筆者の元には気になる感想の声が何度か入ってくるようになる。その中でも特に気になったのが、「『天気の子』は凄いオカルト映画で、台風人間らしきものまで出てくる」という感想であった。

「台風人間」というのは筆者がその存在を訴え続けているUMAである。




かつて台風は意思を持った1つの生物であるという「台風生物説」があった。もちろん、異端の説ではあるが、その巨大生物「台風」の1部が高い知能を持った「台風人間」に進化して、世界中で目撃されていると筆者は考えている。過去に撮影された「台風人間の1部分」と思われる写真などもテレビ番組や雑誌などで紹介してきた。

地上波のテレビ番組では自分の話に使える時間も限られており、台風が生命体であることや、台風人間というUMAがいるということくらいしか紹介できなかった。

しかし、CS放送の番組では、空から魚が降ってくるという世界中で起こっている不思議な現象「ファフロツキーズ現象」の犯人も台風人間であるという話や、インドネシアには台風人間とコンタクトをして天気をコントロールできる人間がいるという話、日本にも台風人間とコンタクトできる人物がいる可能性(あくまでも仮説であるが、秋元康氏も台風人間とコンタクトを取れている可能性もある)などといった情報も公開していた。




もちろん、これらは全て仮説であり、信じるか信じないかは、この話を聞いた人が各々でジャッジをしてほしい。問題は「『天気の子』は台風人間について描いた映画だった」という感想が、筆者の耳にまで届いたことである。

ようやく劇場に足を運ぶことが出来た私は「本当に、台風人間は登場するのだろうか?」とドキドキしながら映画を鑑賞した。

映画を観てまず印象に残ったのは、あのオカルト雑誌『月刊ムー』が劇中で何度も登場することである。主人公の森嶋帆高は、「ムー」のTシャツを着て、「ムー」に掲載するオカルト記事まで執筆するのだ。

導入部がオカルト探求から始まる物語が辿り着くのが、天気を操る少女との出会いであり、この映画の中では巨大な雨雲がまるで生命体のように描かれる。雨雲を生物のように描くこと自体はアニメやファンタジーの世界ではそこまで突飛な発想ではないのかもしれない。

だが「ムー」の取材から始まるオカルト濃度の濃い物語を観ていたら、生命体のように描かれる雨雲を見て、台風生物説や台風人間を連想する人が出てきてもおかしくはないと思った。

しかも、『天気の子』の中では筆者が台風人間と関連付けて語っていた「ファフロツキーズ現象」や、「秋元康氏」が作詞をした「恋するフォーチュンクッキー」を天気を操る少女が歌うシーンまで出てくる。




新海監督、やっぱり「台風人間」のことも知っていたんじゃないの? ……と、半信半疑ながらではあるが筆者も思ってしまう瞬間がいくつもある映画であった。

念のため言っておくが、UMAは誰かが創作したキャラクターではないので著作権などはない。ネッシーやツチノコをフィクションの中で自由に使っても良いように、台風人間もフィクションの中で自由に扱ってよい存在だ。

筆者も小説やライトノベルなどを発表できる作家という仕事もしており、当然であるが「台風人間」の存在も知っていた。それなのに『天気の子』のように多くの人が楽しめ、感動できる作品を生み出せなかった。新海監督に対する敗北感のようなものを抱いたものである。

結局のところ、新海監督が本当にUMA「台風人間」を知っていたのかどうかは分からない。ただ映画を観れば分かるが、新海監督は本作を完成させるために、現実にある場所や物もたくさん取材している。その中には「ムー」や「オカルト」への取材も多く行われていたわけで、どこかで「台風人間」の情報を知った可能性はそう低くないようにも思える。

冒頭でも述べたように、『天気の子』は大ヒット上映中だ。1人のオカルトを愛する者としては、これだけオカルト愛もある映画が多くの人たちから支持を集めている状況も素直に喜びたい。

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寄稿:中沢健(作家・UMA研究家)


画像『新海誠監督作品 天気の子 公式ビジュアルガイド

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