存在自体が激レア!?『こち亀』幻のキャラクターとは!?





先日、40年間という長期連載に幕を下ろした国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。単行本全200巻の本作には、1回限りの登場を含めると数え切れない程のキャラクターが登場した。

しかしながら、そんな長い歴史を持つ本作でも、劇中の台詞で存在を明かされたが、本編に全く登場していない人物もいる。

本記事では、そんな人々をご紹介したいと思う。

まず、記念すべき単行本第1巻の1話目で、その存在がほのめかされたのが「松本」という人物である。

作中の両さんの台詞から察するに、中川が赴任する前に、公園前派出所に配属されていたらしいが、初出時の彼の発言によれば勤務中にロシアンルーレットで遊んでいて、即死してしまったらしい。

だが、現在では、この台詞には変更が施されており、生存していると改変されている。

両さんいわく、マヨネーズの一気飲みが得意らしいが、星逃田やボルボ西郷など、クセの強いキャラクターが多数存在する現状では、その程度の特技では個性を発揮出来ず、今後発表されるかもしれない『こち亀』の新作には、松本の登場は、極めて低いだろう。




続いて、紹介するのは、本作のファンであれば、誰もが知ってるであろう“4年間に1日しか起きないオリンピック男”こと日暮熟睡男の「兄」である。

彼は、単行本62巻の4話目において、その存在が示唆されている。1988年のソウルオリンピック開催時に起床した彼は、自分の購入した土地の状況を確認するために自宅に電話したが、その際に電話を受け取ったのが、日暮の兄であった。

作中で、会話の途中で眠ってしまった描写から察するに、彼も弟ほどではないにしろ、常人を遥かに凌駕する睡眠時間を必要とする体質と思われる。

後に登場する日暮熟睡男の弟である起男も、兄同様に強力なサイキック能力を使いこなすことから、彼らの兄も超能力の持ち主である可能性は高い。

日暮は、本作の名物キャラクターであるので、前述した松本とは異なり、彼の兄は今後『こち亀』の新作が発表された場合は、長年の沈黙を破って日の目を見る機会はあるかもしれない!?

週刊連載に終止符を打ったとはいえ、秋本治先生も、「時々(ジャンプに)遊びに行くくらいでいいかもしれません」と、今後の新作掲載を匂わせるような発言をしている。

そのため、まだまだ『こち亀』には我々を笑わせてくれる強烈なインパクトを持つ新キャラが、必ず登場すると筆者は信じている。

(文:平山賢司 サブカルライター ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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