9月29日、愛媛県のマクドナルドで奇っ怪な事件が発生した。
原因は不明だが、74歳と60歳の高齢者がマクドナルドで口論になり、60歳の男性が74歳の男性に刺され重傷を負った。
その際、74歳の右手には棒に出刃包丁をくくりつけた手製の槍、左手には刃物が隠された仕込み杖を持っており、被害者の60歳男性も手に出刃包丁を握っていたという。
いったい何が二人を掻き立てたのかはわからないが、白昼のマクドナルドで堂々と出刃包丁2本、仕込み杖1本が飛び交う状況は異常であり、警察がこの傷害事件の原因を調べている。
ところが、事件はこれだけで終わらなかった。
戦いに勝利した74歳の男性は翌日の30日の朝、身柄を拘束された留置施設内で首吊り自殺を図り意識不明の重体だという。
まるで江戸時代の果し合いのようなこの事件。ネットでは「この爺さんたち一体何者?」「必殺仕事人の戦いか?」「(自殺を図ったのは)忍者の掟故か?」と話題になっている。
確かに74歳男性の異様な戦闘力、そして身元が拘束されるや否や自殺を図る思考は忍者か国際スパイのようだ。
使われた武器も出刃包丁2本に仕込み杖1本というのはあまりに用意が周到で、とても一般市民とは思えない。
もっとも、出刃包丁および仕込み杖は誰でも簡単に手に入る。さすがに仕込み杖は刃物が付いていない模造刀がほとんどあるが、刃を入れ替えることはでき、また防犯用に鉄を使った殺傷力の強いものが市販されたりしている。
平和であるはずのマクドナルドで発生した謎の傷害事件・・・正体は平成の世の中に忍んでいた「仕事人」の残党なのか・・・?
(ミッチェル横山 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)