タイムトラベル

眼から石が出てくる…!昭和時代の新聞に掲載された奇病!

※下記は2019年1月の記事の再掲載です。

ATLASでも何度かご紹介している「血の涙を流すマリア像」

動かないはずの銅像から血の涙がとめどなく流れ出るという世にも奇妙なオカルト事件だが、今から84年前の1935年(昭和10年)の読売新聞に「眼から石の涙」という血の出るマリア像の逆をいくような奇妙な記事が掲載されている。

記事によると、長野県某村に住んでいる23歳の女性Sさんは1930年(昭和5年)頃から眼球とまぶたの間から大豆ほどの大きさの石ころが出でる奇病にかかってしまった。

この5年間にSさんの眼から出てきた石はおよそ300個ほど。多い時には一日15個ほどの石が出ており苦しんでいるのだという。

Sさんは何度か長野県内の病院にかかりレントゲン検査をしたものの原因は特定できず、医者も思わず首をひねるばかりだったという。

もっとも、新聞に記事が掲載された時点でSさんの眼から出てくる石は一日1個~2個とだいぶ少なくなっており、気をつけて処理をすれば怪我をすることもなく、容易に取り除くことができる、とSさんは語っている。




さて、この「眼から石が出る」という症状は現代医学では、病名が明らかになっており「結膜結石(けつまくけっせき)」という。

これは、まぶたの裏側にカルシウムの塊が付着する病気で、高齢者に多くみられることから加齢現象の一つとも考えられているほか、コンタクトレンズにより眼が乾くことでまぶたにカルシウムの塊が付着し発症することもあるという。

ところが、前述の通りSさんは23歳の若い女性かつ、昭和初期にはコンタクトレンズは日本に存在していなかったため、結膜結石であることは間違いないものの、発症した原因はわからないままである。

本事件は今から80年以上前に発表された記事であり、Sさんも故人となってしまった可能性が高いと思われ、今から解明することは難しいと思われる。

(文:穂積昭雪 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: howzey on VisualHunt