1967年5月20日、スティーヴン・ミカラックはマニトバ州のファルコン湖畔で貴金属を探していたとき、45メートルほど離れたところに奇妙に光る楕円形の物体が2つあることに気づいた。
地上に向かって急速に降下した後、物体の1つは空中で停止し、もう1つは降下を続け、少し離れた平らな岩の上に降りた。
好奇心旺盛なミカラックは、調査をしようと歩み寄っていった。彼によれば、その物体は上にドームを持つボウルの外観をしており、直径約40フィート、高さ約15フィートであったと推定した。そして、下半分のドアのようなものからくぐもった声が聞こえたと述べた。
彼は、その物体が地球起源のものだと思い、大声を出して乗員が助けを必要としているかどうかを尋ねた。返事が無かったため彼はドアに頭を突っ込むと、そこには「迷路のようなライト」があったという。
その瞬間、壁のパネルがスライドして開いた。彼は驚き、機体の外側をつかみながら後ずさりしたが、熱すぎて手袋を焦がしてしまった。
それから、何の前触れもなく”宇宙船”全体が空中に上昇し始め、非常に熱い空気が噴き出した。ミカラックのシャツには火がつき、それと共に激しい吐き気を感じたという。
その後の診察で、彼の話と一致する火傷の模様が彼の体に残っていた。
ミカラックは、その後の人生で自分が遭遇したのはある種の実験機であったと考え、それが宇宙人のものだと言った覚えはないと主張し続けた。
彼の目撃したものが何であったのかは結局わからないままとなっている。彼は、真相を知ることなく1999年に亡くなった。
【文 黒蠍けいすけ】
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