スピリチュアル

「親友N子と私のそれぞれの人生におけるあまりに多い類似点」

敏太郎先生のオカルトラジオを毎日聴かせて頂いておりますが、そう云えば私も現在進行形で、皆様と同じような不思議な体験をしているなと気が付きました。

同じ年の親友N子と私の、それぞれの人生におけるあまりに多い類似点について語らせてください。

N子と私は共に55歳の主婦です。彼女との出会いは今から43年前、中学1年生の春でした。私たちは元々近所に住んでいたのですが、中学で同じクラスになってからその事に気が付き、仲良くなりました。

当時から二人とも神秘的な出来事やオカルトに興味があって、それが私たちをより一層親密にさせたのかもしれません。毎日一緒に遊んでは、念力ごっこや、L字型の棒でダウジングごっこと称して、庭に隠された物を探すなど、オタクっぽいけれども可愛いらしい遊びをしていました。

二人が12~3歳だったある日、どちらからともなく宇宙人を呼ぼうという事になり、近くの公園に行き、幼い私達なりに考え付いた、宇宙人とコンタクトを取るための、いい加減な儀式を行いました。

それは、(真ん丸いジャングルジムの様な)支柱を軸にクルクルと回転する「グローブジャングル」と云う遊具の外側に二人で立ち、遊具を掴んで空に向かって念じると云う、実に子供っぽい方法でした。

真剣に「宇宙人よ、来てください」等と言って念じていると、程なくして突然、空が紫とオレンジを混ぜたような色に激変したんです。見たことも無い不気味な空が異様な空気を運んで来て、恐ろしい気配にすっぽりと包まれた様な気がして、二人で慌てて逃げ帰りました。

それから1週間程経った頃、学校行事の為に市内のイベントホールを学年全体で訪れた時の事、街のローカル紙がホールのエントランスに貼ってあったんです。

何気なく見ると、私達が宇宙人を呼ぶ儀式をし奇妙な空気に包まれた正にその時間に、私達の住む街上空にUFOらしき未確認飛行物体が確認され、複数人がそれを写真に撮ったというニュースの記事が、UFO の写真付きで載っていたんです。

その驚きは今でも忘れることができません。

その後、運命は面白い程に二人の生活を真反対に持って行き、私は実家が大きな借金をし両親が離婚をして、高校進学後もんやわんや。昭和の飽食の時代に、まるで「おしん」の様な食うや食わずの生活を強いられました。

彼女は順風満帆で素敵な青春時代を過ごし、大学進学を果たし、彼女の華やかな人生を垣間見る度に私は少し嫉妬していた気がします。

そんな対照的な暮らしからか、私たちはいつしか疎遠になりました。

数十年を経て、今から4年程前にSNSを通じて、再びお互いに行き来をするようになったんですが、驚いたことに、会わなかった数十年間を、私たちは同じような物を持ち、同じようなトラブルに見舞われ、同じような行動を取っていた事が分かったんです。

真反対だと思っていた彼女と私の人生が、怖い程同じパターンを踏んでおり、同じレールの上をビクビクと歩いていたのです。




それが分かる切っ掛けは、再会後に彼女が何気なく送って来た、彼女の自宅内の写真でした。私が壁に掛けている時計と、彼女の部屋の時計が全く同じものだった事に気が付いたんです。

「壁掛け時計なんていっぱい売ってるのに気が合うね」と、最初はその程度でした。

それを皮切りに、次々と一致が発覚しました。彼女が私の家に来た時、私たちが同じ壁飾りのオブジェや同じメーカーの同じインチのTVを使っていることも分かり、その時もまだ笑って「私達基本が似ているんだね」となりました。

しかしお互いが持っている、幼い頃に撮った家族写真が、写真屋さんで取った訳でも無いのにほぼ同じような構図で、同じような立ち位置で同じような時期に取っていたり、少女時代に一緒に居た訳でも無いのに、同じ痴漢に遭遇していたことが判明した辺りから、私たちは二人の一致探しをするようになりました。

最も驚いたことは、私の車のナンバーの4桁が、彼女が昔から使っている暗証番号と、同じ数字の同じ並び順でピッタリと一致していたことです。

単に私達は同じ年で、似たような性質だから、同じような行動を取るのかもしれませんが、それだけでは絶対に納得が出来ない物事が多すぎるのです。

例えば、他の方から頂くお土産の小物など、たとえ有名な観光名所の物だったとしても、数ある土産物の中から、全く同じものをほぼ同時に得ていたりと、自分の意思では無く、他か得る物等も一致しているのです。

若い時、二人が疎遠だった頃にも実は同じような物事で人生に悩み、苦しんでいた事も分かりました、

そして、そんな時に何をして気持ちを整えていたかと云う話をした時には、お互いにパッチワークで、ほぼ同じような絵柄のタペストリーを同時期に作っていました。

それを見せ合いながら二人で驚愕しました。

私はもともとパッチワークのような時間のかかる作業が好きでは無かったのに、当時はその作業をしなければならないと、駆り立てられるように縫っていた記憶があります。

4年前に再会してからも、二人の一致は止まることが無く、同じ日に、普段は滅多に食べることのない珍しいおやつをお互いに食べていると写真を送りあったり、示し合わせたかのように同じ発想で思いついたことを、ライン等で報告し合っています。

昨年は二人とも同じ日に帯状疱疹を発症しました。彼女が足にケガをした同じ時間に、私は飛行機内で同じ個所に激痛が走り、座っていられなくなった事もありました。

最近では一致が当然になっており驚くことも無くなりましたが、すべてにおいて、まるで双子が、生き別れたとしても同じような人生を歩み、同じような痛みを持つと云った具合です。

数を挙げればきりがないほどの一致に、二人がふと気が付いたのは、馬鹿馬鹿しいかもしれませんが、あの12歳の時に行った儀式です。

あの時、もしかすると二人とも宇宙人に会っていたんじゃないか、同じ人生を送るような実験をされてるんじゃないかと、笑いながら話し合っています。

二人の一致の不思議は、何かに気付きなさいというサインではないかという事になり、私は春に一念発起で小説を書き、文学賞に送りました。

まだ結果は来ていませんが、初めて書いた拙い文章なので恐らく落選でしょう。しかし二人の不思議な人生が具体化されたような気分で満足しています。

一つ知りたいのは、このような経験は付く別な事では無く、「親友同士」と呼ばれる人達には、よく起こる事なのかどうかを知りたいです。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 北海道さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Luciana SilvaによるPixabayからの画像