2月末、アルゼンチンのトゥクマン州にある農場にて、上空に巨大な黒いリング状の雲が確認された。
この映像はすぐにSNSで注目を集め、視聴者の間に議論を呼んだ。視聴者からはUFOではないかという意見も出ていたが、大半は煙の輪だろう、という見解をほとんどだった。
火災等が発生すると、上昇気流により煙がこのようなリング状になる事が稀に起きる。ところが、今回は煙の出現した周囲で火災等が確認できなかったそうで、発見源が解らず多くの人が首を傾げる事となった。
その後、更なる調査で驚きの真相が明らかになった。
この煙の輪に見えた物体、実は蚊の大群なのだ。この輪を捉えた動画をよく見ると、実際のリングの形成の向こう側に、大きな雲の中でうごめく昆虫たちの姿が見える。
実は繁殖期で集まった蚊の大群が蚊柱ならぬ蚊の輪を形成した模様だった。
これまでにも同様の虫の大群が、奇妙な物体に見えたことからUFOと間違われることは多々あった。しかしここまで綺麗なリング状になることは珍しく、専門家も驚いているようだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 Disasters On Cam / YouTube