UMAの代名詞といえばネス湖のネッシーだが、ここ数年の傾向として「冬季に活動が見られない」という点があった。
例年目撃証言が出始めるのは暖かくなってきた3月頃であるため、ネッシーは冬眠しているとか冬季はより過ごしやすい別の湖や海に住んでいるのではないか、という疑惑が出るほどだった。
ところがつい先日、なんと「2024年最初のネッシー目撃報告」が寄せられて話題になっている。
この目撃証言は16日火曜日、アイルランド在住でネス湖のライブストリーミング映像から何度もネッシーらしき奇妙な影を発見してきたEoin O’Faodhagain氏によってなされたもの。彼が保存に成功したライブカメラの切り抜き映像には、夜明け前のネス湖の水面に突如として長さ3メートル程の物体が出現、浮上した後に北の方向に移動していく様子が捉えられていた。
これまでに何度もウェブカメラ経由でネッシーの発見に成功しているO’Faodhagain氏は、今回の動画は「ネッシーがどのように一日を過ごすかを知る手がかりになる」と主張している。
彼は以前にも夕暮れ前に反対方向に動くよく似た異変を観察したことがあると述べ、「ネッシーは朝、光が最小限の間に一方通行で採餌し、夕方の光が弱くなると戻ってくることを初めて発見した」と結論づけている。
また彼は「ネッシーが餌を探しに出ていないときはどこにいるのか見当がつかない」としながらも、「もしかしたらネス湖の奥の岩棚で休んでいるのかもしれない」と推測している。 そうなると「観光客用のクルーザーや遊覧船が行き交い、湖が騒がしくなる日中に人々があまりネッシーを見かけられない理由も説明できる」と彼は語っている。
勿論、動画の奇妙な物体は既知の生物や流木などによって引き起こされた可能性があるという指摘も寄せられているが、O’Faodhagain氏はその可能性を否定しており、「動画の生物の起こした航跡はネス湖に生息する既知の生き物とは異なる」 と断言している。 そのため、2024年最初のネッシー目撃例と認定して間違いない、とO’Faodhagain氏は主張している。
なお、 O’Faodhagainは昨年3月にも湖で「水面に異常な波を立てる物体」の記録に成功しているが、ウェブカメラによる報告に対する規則がより厳しくなったため、彼の報告はネス湖の公式モンスター目撃情報登録に認定されなかった。果たして、今回の事例は無事に今年初のネッシー目撃事例となるのだろうか。気になるところだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 Eoin O Faodhagain / YouTube
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