9月14日、人気ゲーム「モンスターハンター」シリーズ初の位置情報ゲーム「モンスターハンターNOW」が配信開始した。
位置情報ゲームとはスマホやタブレットのGPS機能を活用することで、ゲームの世界観と現実世界を連動させたゲームジャンルだ。代表的なゲームとしては「Pokemon GO」や「ドラゴンクエスト・ウォーク」等が該当する。そんな位置情報ゲームの一つとして新たに登場した「モンスターハンターNow」は画面上に表示されるモンスターを見つけ、タップすることで狩ることができる。
モンスターの討伐には時間制限があり、大型モンスターと対峙した際にはしっかり戦闘を行う必要がある。協力プレイもできるので、知り合いやその場にいる人たちと即興でパーティを組んで「一狩り行こうぜ」と楽しむ事も可能だ。
そんな「モンハンNow」をプレイしていたら、現実世界で本物のモンスターに遭遇してしまった!?という驚きの報告が寄せられた。
9月30日深夜、「源の琉璃(@Rulia_Hermitaur)」という人物がX(旧Twitter)にて「さっきモンハンNowやりに山行ってたらこんな化け物を見かけました。 どなたか詳細知ってますか?」と、画像付きで驚くべき証言を書き込んだのだ。
さっきモンハンNowやりに山行ってたらこんな化け物を見かけました。
どなたか詳細知ってますか? pic.twitter.com/VFqQWqQ7iU
— 源の琉璃🦀 (@Rulia_Hermitaur) September 30, 2023
その怪物は身長3メートルを超えており、全身がひょろ長く鉤爪のある腕は地面に届きそうなほど長い。目と口は爛々と光っており、頭部には耳または角のようなものがあった事が、投稿者の絵から伺える。
投稿者によれば、自宅でモンハンNowを起動したところ、山の中(麓よりは中腹だった模様)に大型モンスターのディアブロスとジュラトドスが2体ずついる事が判明。ちょうど両方のモンスターの素材が欲しかった投稿者は山の中に入る事にした。灯りは手にしたスマートフォンのみだったが、位置情報ゲームがプレイできるだけあって電波も届くため、深夜だったが山に入った模様。
すると木々の間からこのような怪物が姿を現したそうだ。仰天してその場から逃げ出した投稿者の後から怪物が追いかけてきただけでなく、更に犬くらいの小さな黒い怪物が出現。2体がかりで追いかれられたようだ。
サイズ感に関してはうろ覚えですがこんな感じでした
左のがアクティブで右のが非アクティブでした。 pic.twitter.com/7OdKJdnBAQ
— 源の琉璃🦀 (@Rulia_Hermitaur) September 30, 2023
果たして、この怪物の正体は何だったのだろうか。
一連のポストやイメージ画を見た人たちからは現代妖怪の「アガリビト」に似ているという意見があった。アガリビトは人間が山に入って野生化した事で姿を変えたものとされており、ガリガリの体や長い腕、ギラギラした目という特徴が似ている。
しかしアガリビトにしては投稿者が見た怪物は大きすぎるという声もあった。こういった外見の怪物は日本よりもむしろ海外で報告されることが多い。今から数年前、アメリカのカンザス州である男性が友人らと夜間に車で移動中、人間が入れないような森の中に背の高い人型の生物を見つけたと証言していた。
こちらも正体は不明だが、現地のネイティブアメリカンの伝説に同様の怪物の話があるため、スキンウォーカーのような伝説の怪物を目撃してしまったのだろうか、と推測されていた。しかし、そんな怪物が日本の山中に姿を現すとは考えにくい。そのため、投稿者が枝葉やフクロウを見間違えたとか、小さな怪物については野犬、狸と遭遇したのを勘違いした可能性もあるのでは、という意見も寄せられていた。
投稿者は今回の事で心底恐ろしい思いをしたようで、「お前らnow目的で深夜徘徊なんかすんな」とポストしている。位置情報ゲームを行うときは、周囲に「本物」のモンスターがいないか気を付ける必要もあるかもしれない。それでなくとも夜の山に入るのは危険性が高いため、避けた方が良いだろう。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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