先日、アメリカの研究者らがアラスカ沖を調査中、海底にこれまで発見されたことのない「生物の卵」と思われるものを発見し、話題になっている。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)によれば、アラスカ沖を調査中に太平洋水面下約2マイルの深海で海底に光るものを発見。恐らく何らかの生物の卵とみられているが、薄い皮のような組織でできており、全体が金色に輝いていた。
NOAAは発見時の水中カメラによる動画等も公開しており、そこには海底の岩の間でひときわ目立つ金色の塊がはっきりと捉えられていた。しかし気になるのは、この卵らしきものに大きな穴が空いている点だ。これについてはNOAAの研究者も「何かが中に入ろうとしたのか…外に出ようとしたのか…」とコメントしていた。
また、「我々の集合知でも特定できない、奇妙なものだ。一体どんな生物がこんな卵を作るのだろう?」というコメントも出てきている。日本の石垣島近海で発見されたホシミソラフグしかり、生物の中には驚くべき卵や産卵方法を行うものもいる。しかし生存競争も厳しい深海で、明らかに目立つ金色の卵を産むという事にはどんな利点があるというのだろうか。
研究チームはこの物体を遠隔操作のアームとバキュームを使って回収し、正体を明らかにするためにDNA検査を含めた詳しい調査を行う予定。
「機械で卵を突いたときに何か変な生物が出てこないことを祈るばかりです」と別の研究者はジョーク混じりにコメントしている。
(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 NOAA Ocean Exploration / Facebook
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