フラットウッズ・モンスターは、1952年9月12日の夜に米国ウェストバージニア州のフラットウッズという町で目撃された宇宙人(あるいはUMA)である。
その日、燃え盛るUFOらしき物体が森の中に墜落していったのを現地の子供たちが目撃し、保護者とともに複数人で探索したところ、目の前に10フィートを超える異形の存在が闇の中から現れたという。
この話は、瞬く間にメディアから注目を集め話題となった。特に、その後公開された現地写真の背景とモンスターのイメージ画をコラージュした画像は、誰しも一度は見たことがあるであろうほどに有名となった。日本で紹介された際は、その大きさから「3mの宇宙人」という名でも広く知られており、現在ではUMAとしてカテゴライズされるケースも見られるようになった。
証言によると風貌は、巨大な光る目を持ち、顔は真っ赤で体が緑っぽく、シューッという異音を立てて鋭いカギ爪の指をしていた。ヒダのある緑色の衣服を着ており、中でもスペード型の頭部もしくは修道女のような被り物は特に印象的だろう。また発見現場では、2m近い物体が燃えており、異臭を放った霧が立ち込めていたという。
一説には、この燃えていた物体は隕石であり、モンスターの正体もメンフクロウの誤認ではないかと言われている。しかし、日本でもこのモンスターの目撃証言がいくつか確認されており、妄想や幻覚かあるいはこのような生命体が本当に存在しているのかについては、今でも議論は尽きない。
いずれにせよ、このモンスターのあまりに個性的なデザインは、日本のサブカルにおいては確実に多大な影響を与えている。数々のアニメ・ゲーム作品でもモチーフにして描かれているキャラクターが多く、日本人に最も愛された宇宙人とも言えるだろう。
参考記事 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/8493
(にぅま 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)