大量のメールや奇妙なアラートが携帯電話の持ち主を苦しめている。それはまるで、携帯電話に幽霊がとり憑いたかのような不可解なものだった。
イギリスのノーフォーク州ホーステッドに住むダイアン・キーさん(80)は、ある夜に新しい携帯電話の明るい光で目が覚めた。ダイアンさんはスイッチを切って眠りについたのだが、それ以来毎晩同じ時間に光がつくようになったのだ。
携帯電話には毎日「No probs – I not forgotten you x. (大丈夫─あなたのこと忘れないからx)」という同じ内容のメールが何千通も受信されるという。
「今は古い携帯電話を使っているわ。どうすることもできないの、本当にバカげてる!」とダイアンさんは嘆く。
「300人以上の連絡先を自動で転送することができなくて、面倒だとはわかっていたけれども一つ一つ手動でやることにしたんです。それがすべての始まり。そこから堰を切ったようにメールが届くようになったんです。」
ダイアンさんはさらに「本当に不気味なの、特に光が付き続けられるとね」と付け加えた。「まるでお化けがとり憑いたようで怖い」と感じたダイアンさんは、携帯電話の電源を切りベッドサイドの引き出しにしまい込んだ。そして、携帯電話を契約解除して早々に引き取ってもらうことを切に望んでいるという。
霊媒師のティタ・マーテルさんは、「幽霊というよりはむしろ技術的な不具合の可能性が高い」と見ているものの、「かといって幽霊がとり憑いているという可能性も充分にありえる。」「エネルギーはあらゆるものとつながっているのだから。」「理屈の上では、どんなものにも幽霊はとり憑くのです。」と語っている。
あまりに奇妙な携帯電話の挙動は、果たして幽霊によるものだったのか、それとも単なる機器の故障によるものだったのか。メールのメッセージにも謎が残るが、一体真相はなんなのだろうか。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Thomas BreherによるPixabayからの画像
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