八戸市出身のウオウオと申します。(星座が魚座なので)今回十和田湖ミステリーツアーということで、何かないかと頭を巡らせると、生前父が十和田湖周辺の山で不思議な体験をした話を思い出したので投稿しようと思います。
ある日父は十和田湖周辺の山にキノコとりに出掛けたそうです。車を止め山に入り、道に迷わないように、目印になる木を覚えながら歩いて行ったそうです。
歩き始めて30分たった頃、キノコが沢山生えている場所に出くわし、喜んで採り始めました。最初は来た道を気にしながら採っていましたが、次第にあっちにもある、こっちにもあると夢中になり、気がつくとどの方向から来たのか分からなくなってしまったそうです。
山に入ってから30分たったくらいの場所だったので、東に30分歩いてはまた戻り、西に30分歩いては戻り、北、南と歩いてみたけれど一向に車を止めた場所にはたどり着けず、そうこうしているうちに日が傾きはじめ、辺りが薄暗くなってきたそうです。
そんな中、遠くに木々の隙間から夕日が差し、そこだけスポットライトのように明るく照らされた場所があり、そこには大きな切り株があったそうです。
散々歩き、疲れ果てていた父は、その切り株に座って休もうと近づいていきました。するとその切り株が動き、頭をぬっと持ち上げ父を見たそうです。
切り株だと思っていたのはトグロを巻いた大蛇だったのです。
切り株と勘違いした大蛇はどのくらいの大きさだったの?と父に尋ねると、父は両手を精一杯広げこれよりも大きかった!とにかく大きかったと言っていました。
私も含め家族はうそーっと話半分で聞いていましたが、今思えばちゃんと聞いておけば良かったと思いました。
話は戻り、大蛇ににらまれた父は怖かったけど、ゆっくりゆっくり後ずさりをして、蛇が襲ってきても大丈夫な距離まで離れると、くるっと向きを変え後はひたすら振り向きもせず走って走って逃げたそうです。
するとパッと開けた場所に出たと思ったら、ちょうど自分が車を止めた直ぐ脇だったそうです。
嘘みたいな本当の話です。
十和田湖周辺のどこかの山に大蛇がいて、父を助けてくれた話でした。長々とありがとうございました。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 ウオウオさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Photo credit: Derek.P. on VisualHunt