スイスのある男性が、噴水に身を投げて宙に舞うという、ギャグマンガのような愚かなスタント行為をして病院に運ばれるという珍事が起きた。
この間抜けな事件は先週8月半ばにジェット・ドーとして知られる有名な噴水があるスイスのジュネーブ市で起こったと報じられている。
ジュネーブ湖のほとりにあるこの有名な噴水は、毎秒138ガロン(約3.5リットル)を噴射し、約140メートルもの高さまで噴き上げることができるという。その強力な噴流を塞き止めたならどうなるのだろう、と思う人はいるかもしれない。
ところがその日、ある男性が噴水を囲む警備の境界線を通り抜けることに成功、噴水のノズルまで到着した男性は水が吹き出す所に顔を突っ込み、後ろに弾き飛ばされてしまったのだ。
驚いたことに、男性には何のダメージもなかったようで、その後彼は再びノズルの所に戻って今度は腕で強力な水流を掴もうとした。しかし、今度は男性は数メートル上空に吹き飛ばされ、歩道に落下してしまったのだ。
一部始終を見ていた目撃者たちの注目を集めた男性はその後、ジュネーブ湖に飛び込んで逃走を図ったが、すぐに警察に捕まった。ケガの程度は不明だが、病院で治療を受ける必要があるものだったそう。
噴水を運営する会社は男性の不法侵入の罪を追求する方針を示している。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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