スピリチュアル

「幽霊トンネル」

初投稿のジータンです。毎日の配信お疲れ様です。

拝聴歴2年半ほどになります。最近投稿が減少しているとのことで、いつも全国の皆様の投稿を楽しみに拝聴しているばかりの私も、恥ずかしながら投稿いたしました。

私は山口先生と同年代です。不動産関係の仕事をしています。過去の体験をお話しさせていただきます。霊感はありませんが、自分自身では1件だけ不思議な体験があります・・・

今回はその体験のお話です。平成10年前後、当時は神奈川県横浜市の北東部の不動産の仲介店舗で働いていました。お客様から神奈川県南部の鎌倉や逗子方面の戸建を探しているという希望があり、物件を探し、その中でも良さそうな物件を4件ほど選んで、週末の現地案内へ向けて事前の現地調査へ向かいました。

当時はカーナビなどは無く、地図を片手に現地案内のルートを確認するのが常でしたが、日中は他の業務に忙殺され、その日の現地確認は夕方以降となってしまいました。

一人では心細かったため、ナビ役の後輩を連れて夜間の現地調査へ行きました。普段は横浜の北東部での営業がメインですので、南東部の鎌倉や逗子方面は初めての道中でした。夜間という事もあり、現地へ向かう途中に有名な心霊スポットの鎌倉の「幽霊トンネル」を通ってしまうのではないかと正直かなりびびっていました。

後輩の手前一切気にしていない様子で鎌倉方面の現地調査を終えて、今度は鎌倉市内を抜けて逗子方面へ向かう途中、「幽霊トンネル」らしき所を通過しました。

途中、後輩へ向かって「ここって幽霊トンネルじゃなかったっけ」と尋ねると、「ああそうですね、ここそうですよ。何も無くて良かったですね」と気にならなかった様子でした。

そのまま「幽霊トンネル」を抜けて、しばらくは線路と車道が並走するような形で道が続いていきます。私は「幽霊トンネル」を通過して何も無かった安心感と、有名な「幽霊トンネル」経験したというやや誇らしげな感覚を抱きつつ、ほっとした感じで数秒走ったところ、トンネルと車道の間に連なる格子状のコンクリート侵入防止柵の上に急に大柄な人間のような物体が姿が目に入りました。




近づいていくと、細見でありながら大柄の女性のように思えました。黒髪の長髪が風にうねっており、真っ白で風にたなびくような服装をまとって、両手を広げ十字架のような格好で策の上に立っています。

バランスを崩すと電車か車に轢かれそうな状態ですが、微動だにせず、私は心配するより恐怖心が高まって来ました。

見たい気持ちはないのですが、運転中何故か視線に入って来てしまいます。その存在は、色白で無表情、相変わらず目は大きく見開かれています。

不気味な存在の真横を過ぎ、その後ちらっと運転席の右後方を見てみると、異形の存在が何故か向きをこちらへ向けて変えて、大きく見開かれた目がこちら側に向いており、恐ろしくなってアクセルを踏み込みその場を離れました

しばらくして、ナビ役の後輩へ「あの女の人恐かったな」と尋ねると、「何ですかそれ」と全く気付いていない様子。後輩が同じ体験をしていると思い込んでいた私は、恐怖心と共にあれだけはっきり見えていた者が助手席の後輩に見えていなかった事に改めて怖さが増し、残った現地調査へ向かいました。

ちなみにその翌日の日中に予定通りお客様を同じルートで物件の案内へお連れしました。あれは何だったのか。看板か何かの見間違いだったと安心したい私は、昨晩、異形の存在を見たその場を通りましたが、何も見当たりませんでした。

心霊スポットでの恐怖体験を語る方がいらっしゃいますが、自分は怖がりなので、敢えてそういう所へ行くことはありません。お化け屋敷へも行けないくらいです。

自分自身で直接経験したのほこの体験だけですが、仕事柄間接的に経験した事はございますので、機会があれば、また投稿させていただきます。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 ジータンさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 YATA! / photoAC