亡くなった王族や偉人の遺体に防腐処理を施して後世までその姿が残るようにする、ミイラ。
エジプトのものが有名だが、ミイラの製法やなぜ作られるのかという理由などは地域によって様々だがその文化は世界各地、日本にも存在している。
ロシア連邦の南、モンゴルとの国境近くに存在するブリヤート共和国。ロシアというとヨーロッパの文化圏に属するように思われがちだが、広い国土の中には少数民族も多く、ブリヤート共和国はモンゴルなどアジアの文化圏に近いものとなっている。
そんなブリヤート共和国で、164年前のチベット仏教僧のミイラが発見された。
日本で言う即身仏に近いもので、僧侶のミイラは高僧であることを示す黄色い僧衣を身に纏っていたという。このミイラは現地の博物館にて保管されているのだが、このミイラの周りで奇妙なことが起きているのだそうだ。
そこで設置してある監視カメラを増やし、防犯体制も強くしたところ、異常な様子が」捉えられてしまったのである。
画像の右下隅に写っているのがそのミイラなのだが、ミイラは徐々に移動し向きを変え、かなり離れたところまで動いてしまったのである。
当然人の手は入っておらず、動くような仕掛けも何もなかった。
まるでホラー映画のような、ミイラが独りでに歩きだしたともいうような様子が捉えられてしまったため、博物館職員らは非常に気味悪がっているという。
ホラー映画ではミイラが動き出すのは呪いや墓を暴かれた事による恨みなどだが、この博物館ではそれ以上の恐ろしい事はまだ起きていないと言う。
もしかすると、これから更に恐ろしい異変が起きてしまうのだろうか。博物館職員をはじめとする関係者は、このミイラの様子を注意して見守っているという。
(加藤文則 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)