スピリチュアル

「タコの絵」

皆さまこんばんは。2、3年前に地味な投稿(名古屋のゴリラ、電子レンジの生首)で投稿させて頂いておりました、まーこです。幼い頃のエピソードを一つお聞きください。

小学3年ごろだったと、思います。私は先生と同じ丙午です。当時お絵描きが好きで、新聞の広告の裏の白いものを選んで楽しんでおりました。

当時お絵描き帳を買って貰えずというか、知らずにひたすら広告の裏に絵を描いていました。ある日、子供会からお絵描き帳を配られ衝撃を受けた私はとても大切に、腕の調子の良い時にそのお絵描き帳にお姫様を一枚一枚描き足していきました。

ところが、お絵描き帳の真ん中のページから少し後ろのページに突如としてその絵があったのです。

鉛筆でなく、黒いペンで描かれてありました。当時家族は私を入れて6人、父母祖父母、そして二つ下の妹。妹は私に絵をねだる事が多く、絵も得意ではありませんでした。その絵は半開きのページに不思議な、かわいいタコの絵が描かれており、頭にはシルクハットを被っていました。とてもポップで下書きも見られず上手に描かれていました。



しかし、お姫様専用のお絵描き帳にタコが描いてあるのは良い気持ちはしませんでした。

家族に聞いてもナニコレ?という反応で妹は気持ち悪いがっていました。もちろん、学校にも持っていっておらず、大事に引き出しに閉まってありました。

何度も家族に聞く私は、結果怒られてしまい、それからお絵描き帳を開くのをやめてしまいました。

しばらくのち、その絵の事を思い出しお絵描き帳を出して見たところ、そのタコの絵は消えていたのです。破られた跡もなく。最初のページのお姫様はそのままでした。

また再び家族にこの前のタコの絵がないと、話すと皆は知らないと言います。私がしつこく聴き回った事もないと・・・。

今でも不思議な感覚とともに、私の心の中にそのタコの絵はあります。可笑しな出来事を最後まで目を通して下さり、ありがとうございました。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 まーこさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 富 / イラストAC