UFOが墜落し、その残骸と宇宙人の死体!?が回収されたと言われているロズウェル事件は現代でも謎多き事件とされているが、イギリスでもロズウェル事件に匹敵するほどの驚くべき事件が発生している。それが「レンデルシャムの森事件」だ。他のUFO事件と比較しても特徴的な点に、目撃者が多数いる上に軍人であるという点がある。
1980年12月、イギリスのウッドブリッジ空軍基地近くのレンドルシャムの森にて原因不明の光が複数の兵士や軍人によって目撃された。近くにあるベントウォーターズ空軍基地の航空機が不時着した可能性が高いと考えたが、事故や墜落のものと思われる音がしないことに困惑。また、ソ連のスパイが侵入した可能性も否定できなかった。当時は東西冷戦の最盛期であったため、すぐに安全保障上の懸念が生じ、基地内は厳戒態勢となった。
この時事件に立ち会った軍人の一人にアメリカ空軍のジム・ペニストン二等軍曹(当時)がいた。彼はウッドブリッジ空軍基地のフライトチーフを勤めていたため、エドワード・カバンサグ飛行士をつかまえて、状況を明確に把握するために基地の東ゲートから森の中に向かったという。しかし、現場で彼らが発見したものは飛行機などとは全く違う別のものだった。
そこにあったのは外殻に奇妙な象形文字が刻まれた「出所不明」の謎の物体だった。それは青、白、赤の光を放つ “三角形 “で、触ってみたところ表面は “滑らか “だったという。
しかし、機体に触った途端、彼の脳内に膨大な情報が流れ込んできた。彼は事件直後に自分が見聞きしたものをノートに詳細に記録していたのだが、目撃したUFOに関する記述やスケッチだけでない、奇妙な『コード』が何ページにもわたって書かれていたのだ。
それはコンピュータのバイナリコードのように見える0と1だけが書き綴られたもので、ペニストン氏が「UFOに触れた時にへ脳裏に直接ダウンロードされた情報」であり、UFO研究家にコードかどうか訊かれた時も、そもそもペニストン氏はこの0と1の羅列が何なのか自体判っていないようだった。
そこで、UFO研究家らはあえて何も言わずコンピュータの専門家にその数字を送り、コードの意味について問い合わせた。するとその専門家はコードが意味のある文章であり、まるで”未来からのメッセージ “のようだと言ったのだ。
解読された “メッセージ “には「人類の探査は続く…惑星の進歩のために続く。我々の目。起源8100年」と書かれており、世界中の座標がリストアップされていた。ブラジルのカラコル、アメリカ・アリゾナ州のセドナ、ギザの大ピラミッド、中国の泰山、ペルーの神秘的なナスカの地上絵、ギリシャのアポロ神殿などなど大半が遺跡や伝説と関係の深い場所であり、時に「異次元に繋がりやすい場所」とも呼ばれている地点だった。
だが、そんな地点の中にひとつだけ、なんの変哲もないアイルランド西沖の一点もマークされていたという。
この分析結果を受けてペニストン氏はレンデルシャムの森に降りてきたUFOは地球外生命体のものではなく、遠い未来、それも「6000年後の未来からの人類からのメッセージ」だという考えに至ったと語っている。
UFOは宇宙船ではなく未来の地球人が乗ってきているタイムマシンだとする説は、近年ますます一般的になってきている。しかし、彼らが現代の我々に何を伝えたかったのかは今もって不明のままだ。近い将来、我々はこのメッセージで示された地点で何を見ることになるのだろうか。そして未来人の真意を知ることになるのだろうか?
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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