我々日本人にはピンとこない話かもしれないが、様々な歴史的・文化的背景により、占いという行為を法的に禁止している国や地域は多い。
アメリカのように時代遅れであるとして「占い禁止令」を廃止する地域もあれば、より厳罰化に向かう地域もある。
中央アジアに位置するタジキスタンでは2007年から、さまざまなオカルト的行為が禁止され、法律を破った者には懲役刑と罰金が科されるようになった。
今年に入り、当局はこの法令をさらに強化し、6ヶ月の強制労働刑が追加されたことを発表。 自称霊能者に対する厳しい処罰に加え、占いの客として見込まれる者もまた、8月末に総務省が出した警告に基づき、近いうちに処罰の対象になりうる可能性があるという。
総務省はウェブサイトに掲載された声明の中で「業務上および予防上の検査の結果、一部の国民が呪術を信じ、占い師や呪術師のもとへ行き、犯罪行為に対して報酬を支払い、彼らの予言を信用していることが判明した」と嘆いた。
更に総務省は “この1カ月だけで150人以上が法的に違反していることが確認された”とし、 具体的にどうなるかは明言されていないものの”(違反者には)法的措置がとられつつある “とも明言している。
タジキスタン当局の最新の対応が、同国国内での呪術の実践を抑制に成功するかどうかは今のところ不明だ。しかし、タジキスタンの今後について占うのは止めた方がいいかもしれない。
МВД Таджикистана возьмет на учет всех, кто ходит к магам и гадалкам https://t.co/S32fHWRcBW
— K-News (@knews_kg) August 29, 2024
(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
beasternchenによるPixabayからの画像