スピリチュアル

「中継される電話」

こんにちは。enoです。これは私が高校生だった時の話です。(約16、7年前)

夏休み半ば。とても暑い日で、特にやる事も無く友人Aと2人でダラダラと過ごしていた昼時。Aが不意に「Bの家遊びに行こうぜ」と言い出し、私がBに連絡を取りました。

最初Bの携帯にかけたのですが、『こちらの電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていない為お繋出来ません』となり、仕方なくBの実家に電話しました。

Bは元々あまり携帯を使う人間では無かったので、Aも私も特に心配も不思議がる事もありませんでした。

Bの実家に電話をかけて数コールした時、

≪はい、もしもし≫と年配の男性の声。

「あ、私B君の友達のenoと申します。B君はいらっしゃりますか?」

≪あ~、Bね≫そういって受話器を電話の横に置き何処かへ向かっていく様子でした。

私はこの時Aに、「Bの家って爺さん住んでるんだね、初めて知った」と言いました。

するとAは、「は?いないよ?親父さんじゃね?」と。

私は『ん?勘違いしたのか?でも聞いた声と違うような、、、』と考えていたら受話器の向こう側から≪あれ?受話器が!・・・もしもし!≫と、Bの姉の声でした。

私は「あ、enoです!こんにちは」と。Bの姉は≪あ~Bね!ちょっと待ってて!≫そう言って呼びに行ってくれました。




『あ、いや!さっき・・・』既に親父さんが呼びに行ってくれてますと言えず、まあいいかと思っていたら、≪もしもし?≫と電話越しからBのけだるそうな声。

どうやら昼寝していたようでした。

Aと遊びに行くことを伝えたのちに、「今日親父さんは家にいるの?」と質問したのですが、Bは≪いや、今日は仕事だから家には姉ちゃんと二人だけだよ》と。

では私がきいた声は誰だったのか・・・

Bの家に着きその一連の流れを説明。Bは寝ていたので電話に気がつかず。Bの姉は電話の音は聞こえなかったが、たまたま自分の部屋から飲み物を取りに行こうとした時に受話器が外れている事に気づいたとの事でした。

時期が丁度お盆の頃だったので、誰か帰ってきていたのかもしれませんね。

今回この話を書かせてもらったのは、つい3日前に似たような事が起きたからです。

私はその日体調を崩しており、会社を休んでおりました。本日出社して同期から聞いたのですが、朝遅刻をすると会社に電話をしたそうです。

すると電話に出たのが私だったらしく、そのまま部長に繋げてもらったとの事。私はもちろん出社しておらず、部長も誰から電話を繋げてもらったのか思い出せないそうです。

私の勤めている職場はとても小さい所なので従業員も数名。皆に聞いてみたそうなのですが、誰も電話は取っていないとの事でした。

近年携帯電話の普及により固定電話はあまり使われておりませんが、未だにこういった不思議な事があるのか~と私の好奇心がくすぐられます。

皆様もこういったご経験はございますでしょうか?

(アトラスラジオ・リスナー投稿 enoさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Tsuboya / Adobe Stock