スピリチュアル

「黒い馬が見える患者さん」

いつもATLASラジオを聴いていて、私にも何か不思議体験あったかな?と考えていたところ、ふと昔を思い出しメールした次第です。 

今から25年以上も前ですが、私はT大学附属病院に勤務する新人ナースでした。働き始めて半年が経ち、重症患者の個室も受け持つようになった頃、一人の男性患者さんが私に 昨夜はうるさくて全く眠れなかった!と言ってきました。

どう?うるさかったの?と聞くと…黒い馬が走ってて、騒がしかったと…。

えー、馬?それも黒い馬かぁ〜。そんなに(命が)長くないのかなぁ〜と思い、一応患者さんのカルテを見てみると、その前の日も 幻視、幻聴有りと他のナースが記入していました。

その次の日、また同じ個室の患者さんのケアに行くと、今度は隣の人が夜中に来て眠れなかった!と言う訴え。えー、隣の個室の人は自分で歩けないし、ここに来れるはずない!それに、隣の個室は…今空いている(以前の患者さんが亡くなってしまったので…)。
うわぁ〜。霊となってうろついてるのかなぁ〜、怖いなぁ〜と…。




その当時、勤務が三交代で準夜勤だった私は、先輩ナースとその患者さんの事を話していました。先輩ナースは、やっぱり死期が近くなると、そういう物が視えたり聴こえたりするんだね、と。

その他にも、病院で自殺した患者さんの話から、何故だか交通事故に遭った話に及び無駄話をして、夜中の12時過ぎに家に帰りました。そして、次の日は9時から勤務で、準夜勤からの日勤という過酷なシフトだったので、私もまた病院に向かっておりました。

その時、ドーン!と思わず、前の車に追突してしまい、朝からそして勤務前なのにやらかしてしまった私は、警察を呼び事故処理をして、勤務先の病院に連絡し、そして一応相手のドライバーさんを近くの救急病院へ連れて行って無事を確かめてから、勤務先に行きました。

結局お昼近くなってしまいましたが、何故だかスタッフ達がザワザワしてて、落ち着かない変な感じだったのです。

状況を把握しようと患者のカルテを探すと、私が帰った後の深夜勤帯に黒い馬が視えていた患者さんは亡くなっており、他の個室じゃない大部屋の患者さんの一人が、深夜勤帯の最終ラウンド後に窓から飛び降り自殺していて、そして 極め付けに私が朝に追突事故を起こすという事があり…準夜勤の時に話してた無駄話が起こってしまった日として、いまだに時々思出す出来事の一つです。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 きみきみさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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