10月のイベントといえばハロウィン。
元々は古代ケルトに端を発する、一年の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では欧米で民間行事として定着し、本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。
カボチャやカブをくりぬいて提灯「ジャック・オ・ランタン」を作ったり、子供たちがお化けに仮装して家々を訪れお菓子をもらったりする部分が現在も残る部分だ。近年では日本にも定着して仮装やお菓子を楽しむイベントが開催されるようになってきている。
海外ではハロウィンだと様々なモンスターが家を訪れるというイメージがあり、扮装も気合の入ったホラーなものが多い。そんなホラーな見た目のお客様が宇宙からやって来るという話が2015年に話題になった。
それはなんと小惑星。
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2015 TB145という名前で大きさはおよそ700メートルほどの小さな天体なのだが、衝撃的なのはその見た目だ。いくつかの大きなくぼみが存在しており、まるで眼窩と鼻、口元のようで頭蓋骨を思わせる外見なのだ。
2015年にはまさしくハロウィンの日に月の1.3倍の距離まで地球に接近し、通過していったので注目を集めた。残念ながら今年は10月ではなく11月に月のおよそ103倍の距離まで近くに来るそうなので、写真を撮影することも可能だという。
ちなみに次にハロウィンの日に地球に接近するのは2088年まで待たなければならないそうだ。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)