怪談でよくある話に「運転中、幽霊のようなものを見て操作を誤り事故に遭う」という話がある。
ドライブレコーダーや監視カメラが一般的になった現代でも耳にする話だが、不思議と幽霊に遭遇した決定的瞬間がカメラに納められたという話は聞かない。だが先日、グアテマラの監視カメラが正にこの怪談を想起させるような決定的瞬間を記録していて話題になった。
バイクがその場所に到達して衝突する数秒前、道路の真ん中に幽霊のような光が一瞬だけ現れる様子が映っている。問題の映像は9日日曜日の早朝、シウダ・ビエハのコミュニティの路肩に設置されていた監視カメラが捉えていたもの。
映像には、道路に突如として奇妙な薄っぺらい光る影が出現、通りがかったバイクは発光体のある地点に吸い込まれるように進んでいき、そのまま路肩に突っ込んでいってしまうのだ。
この映像はなんと、事故の捜査にあたっていた当局によってSNS上で共有されて注目を集めることとなった。当局は住民にもこの動画を公開し、一体現場で何が起きていたのか、広く意見を求めたのである。
この動画はたちまちネット上で話題となり、多くの視聴者は「道路に現れた光り輝く影は幽霊のような何らかの超常現象的なもの」だと指摘。中には「あの場所には幽霊が出るのではないか」と推測する意見や、「あの光はオートバイの運転手に対する警告のようなものではないか」と推測する意見も出てきていた。
一方で、「光る幽霊」はバイクが接近してきたことによるじた光と影のトリックに過ぎないという懐疑的な説も出てきていた。しかしこの仮説が正しいならば、過去の防犯カメラの映像にも同様の現象が確認できるはずだ。しかし、現時点では過去の映像記録の調査などはまだ行われていないようだ。
果たして、事故の原因は幽霊なのか、それともまた別の理由なのか。皆さんもぜひ動画を確認して考えてみてほしい。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 Al Rojo Vivo / YouTube
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