先日、TOCANA及びアトラスでは人間をゾンビにするドラッグ「フラッカ」が急速に流通しつつあると報告したが、今度はスペインで “ミニ・カルテル “によって『ピンク・コカイン』と呼ばれる新たな殺人ドラッグが流行しているという情報が出てきた。
スペイン警察によれば、若者のパーティーがよく行われているリゾート地のマヨルカ島とイビサ島で、鮮やかなピンク色の薬物が無防備な人々に配られているとのことで、注意を促している。この『ピンク・コカイン』はストロベリーの香りがするもので、2Cやロサダ、エロスとも呼ばれている。
スペインの麻薬取締官は、この薬物を「とてつもなく危険なもの」だと指摘している。麻薬取締官のトップであるエルメロ・モレロ氏によれば、ピンク・コカインは安価なドラッグを混ぜ合わせた代物であり、時にはコカインが含まれておらず、LSDの成分が検出されることもあるという。
「この危険なドラッグには “過剰な量のケタミン “が使用されており、場合によっては “問題のある “効果をもたらす可能性があります」
薬物監視サービス “エナジー・コントロール “のディレクター、クラウディオ・ビダル氏は幻覚剤もピンク・コカインに混ぜられている可能性があるとメディアのインタビューで答えている。ビダル氏によれば、「幻覚剤を体内に取り込んだ場合、その影響は壊滅的なものになる」という。
「ほとんどの場合、このピンク・コカインはパーティーやエンターテイメントが盛んで、若者が多い場所で見つかっています。特にマルベージャやイビサのような地域は、これらの物質を見つけるのに最適な場所です」
ちなみに薬物監視サービスによれば麻薬を密売しているミニ・カルテルは主にイギリス系で、サブマシンガンで武装した “非常に暴力的 “な反社会性グループとのこと。いずれにせよ、今後日本に入ってくる可能性も高いため、注意しておく必要がありそうだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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