2018年10月31日、警戒する警察や危惧する地元商店主たちの心配したとおり渋谷はハロウィンでパニック状態となった。日本中から集まってきた仮装した若者たちにより、渋谷は巨大なパーティー会場となり、明け方まで馬鹿騒ぎが続いた。
なお、この喧噪の中、同日午後6時ころには宇田川町で火事も発生していて、この日が渋谷にとってカオスだったことは間違いない。またハロウィンの翌日、仮装した姿でゴミ拾いをする真摯な若者たちの姿も確認できたが、渋谷の街中には巨大なゴミの山がいくつも残されてしまった。
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もっとも問題とされたのは、ハロウィン当日に興奮した若者達が軽トラの上によじ登り、ダンスを繰り広げ、最終的には軽トラをひっくり返してしまったことである。軽トラの運転手は被害届を出したと言うが、いまだ犯人は捕まっていない。
一方で、運転手自身が当初は軽トラの上に「登れ登れ」と若者達を煽っていたという風聞もあり、ハロウィンの日に渋谷に軽トラで行くとどうなるかは容易に推測できたのではないかというような声も上がっている。もしこの話が本当であるとすれば、運転手に全く責任がないとも言えない。
また、ネットでは男性1名女性2名の名前が特定されており、慶應大学の学生ではないかと言われている。「またしても慶應大学か!」という声もネットで広がっているが、まだ確定したわけではない。
またTwitterでは軽トラの運転手の娘と称する人物が登場し、父親のトラックを破壊した犯人たちを許せないと表明していたが、どうやらこの「自称娘」は暗にTwitterのフォロワーを増やしたいだけのなりすましニセモノであったようだ。
来年以降、特定の場所での管理されたハロウィンパーティーの開催を模索する必要がある。そして不特定多数の人が行き交う路上での馬鹿騒ぎは規制していく必要があると言えるだろう。
今回のハロウィンで渋谷の商店主たちが多大な被害を受けている。いくら、ハロウィンは楽しくとも、その陰には少なからず迷惑を被る人がたくさんいることを忘れてはいけない。恥を知るべきである。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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